つらくなるのは、世界がそこだけだと思い込むから。
by 小川由佳
あなたは、自分の世界を狭めてはいませんか?
タイトルの言葉は、コンサルタントで研修講師でもある小川由佳氏の言葉です。
人がつらくなってしまうのは、逃げ場がなくなって、自分の世界がそこだけだと思い込んでしまうからだと述べた深いメッセージですね。
人は生きていると、自分の置かれた立場や境遇を見て、窮地に追い込まれてしまい、つらい気持ちになってしまうことがありますよね。
特に真面目で誠実な人や、責任感の強い人によく見られます。
例えば、あなたが仕事をしていて、「自分にはこの仕事は無理だ」とか「大きな失敗をしてしまう」などと気に病んでしまい、逃げ出したくなってしまうことがありますよね。
こんなつらい思いをしてしまうのは、「自分にはこれしかない」とか「私がやるしかないんだ」と自分自身を追い詰めてしまうことが原因です。
自分自身に逃げ場がなく、「もうこれでおしまいだ」と自分を追い込んでしまい、まるでこの世の終わりのような気持ちに陥ってしまうというわけです。
しかし、冷静によく考えてみてください。
こんなつらい状況になったとき、もっと客観的に自分を見つめ直してみるのです。
「本当にあなた以外に責任はないのか?」とか「他に選択肢はないのか?」などと考え直してみるのです。
つらい状況になったとき、あなたには選択肢が一つしかなく、それがダメになったら取り返しがつかなくなると思い込んでしまっているせいで、つらくなってしまうのです。
特に仕事をする際には、自分の責任、任務だと強く感じてしまっているので、自分がダメならもう全てがダメになると思い込んでしまっているのです。
仕事をする上で、あなたが全責任を負わされ、取り返しがつかなくなるなんてことは、ほぼあり得ません。
全てが一人の人の責任なんてことはないのです。
そのため、もっと気楽に、選択肢は複数あるのだということは意識しましょう。
もちろん、自分のやるべき役割、責任を果たそうとする気持ちは重要です。
しかし、あなた一人だけが全責任を感じたり、逃げ場がないなどと思い込まないでください。
世界はあなたが思っている以上に広いのですから。