自分の弱さを直視できる強さがない者は、たくましい戦士にはなれない。
by ルー・ピネラ
あなたは、自分の弱さや苦手なことに直視していますか?
タイトルの言葉は、アメリカの元プロ野球選手で監督も務めたルー・ピネラ氏の言葉です。
自分の弱さを直視できない人は、たくましい戦士にはなれないのだと述べた深いメッセージですね。
人はそれぞれ、自分にとって得意なこと、好きなことがあると同時に、苦手なことや嫌いなことがあります。
得意なことや好きなことは自分にとっての強みであり、自慢できる要素であるわけですが、苦手なことや嫌いなことは、できればやりたくありませんし、目を背けたくなるものです。
得意なことや好きなことをやり続け、その能力向上を目指すことはもちろん必要な心構えであり、そんな生き方が正しい生き方と言えるわけですが、苦手なことや嫌いなことを全て排除すれば良いというわけではありません。
例えば、スポーツ選手は身体を動かすこと、運動することは得意ですが、読書や瞑想など、静かで落ち着いた行動を実践することが苦手な人は多いわけです。
しかし、たとえ苦手なことだとしても、時には読書や瞑想をする時間も必要になります。
運動ばかりで身体を鍛えるだけでは、スポーツ選手として一流とは言えず、冷静で落ち着いた精神状態を保つためにも、時には読書の時間を設けたり、瞑想にふける時間も重要になってくるというわけです。
苦手なことから逃げてばかりで、得意なことばかりしているというのでは、人としての成長は望めません。
苦手なことから目を背けるのではなく、それを直視し、苦手だということを認めた上で、やるべきことを実践するという心構えが大切になるということになります。
人生生きていれば、いろんなことが起こります。
常に自分の好きなこと、得意なことばかりしているわけにもいかないことを認識し、ときには苦手なことをあえて実践してみる行動力も必要なのです。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、自分の好きなこと、得意な分野の行動をとることが基本ですが、ときには苦手なことや嫌なことをやらざるを得ないこともあるかもしれません。
苦手なことだからと、目を背けるのではなく、ときには苦手なことに取り組んでみるということも大切な心構えです。
苦手だと思っていたことが、やってみたら面白く感じてしまうこともよくある話であり、新たな自分発見につながるかもしれません。
好き嫌いだとか、得意不得意などと、区別するのではなく、とにかくやっているという軽い気持ちが必要なときが、人生にはあるのかもしれませんね。