君が何か外的の理由で苦しむとすれば、君を悩ますのはそのこと自体ではなくて、それに関する君の判断なのだ。
by マルクス・アウレリウス・アントニヌス
あなたには何か苦しい悩みがありますか?
見出しの言葉は、古代ローマ帝国の第16代ローマ皇帝 マルクス・アウレリウス・アントニヌスの言葉です。
人が何かに悩んでいるとすれば、そのこと自体に悩んでいるのではなく、それに関する自身の判断に悩んでいるのだと述べた深いメッセージですね。
私たちの人生、生きていれば悩みはつきものであり、世の中には、常に何かに悩んでいるという人も少なくないかもしれません。
人はなぜ悩むのか?
古代ローマ皇帝 マルクス・アウレリウス・アントニヌスは、人は外的な理由自体そのものに悩み苦しんでいるのではなく、自分が判断している行動、考え方に悩んでいるのだと述べています。
一体どういうことでしょうか?
例えば、自分が病気であることに悩んでいる人がいるとします。
しかし、本人が悩んでいるのは、病気そのものに悩んでいるわけではないということです。
つまり、病気によって、自分のやりたいことができないと考えてしまい、何も行動できないと判断してしまう自分自身に悩み苦しんでいるというわけです。
例えば、病気で行動制限がある人であっても、自分にやれることを精一杯やろうと考えている人は、悩み苦しむことはありません。
また、病気が治ったら、「あれもやりたい、これもできる」と希望に満ちあふれているとすれば、多少の苦しみや痛みに耐えられるはずです。
したがって、病人は病気自体に悩み苦しんでいるのではなく、病気によって自分が不安になったり、弱い気持ちになってしまう気持ちに悩んでしまうというわけです。
悩み苦しむかどうかは、その人の気持ち次第ということになるわけです。
そう考えると、悩みなんてものは、気持ち一つで解消できてしまうということになるのです。
あなたは悩み続けますか、それともどうやって乗り越えようかと考えますか?
選ぶのはあなた自身です。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、外的な理由で悩まされることがあるかもしれません。
外的な理由で思うような活動ができなかったり、成果が上がらないということはよくある話です。
また、第三者から批判や反対の声が聞こえてくることがあるかもしれません。
自分自身が強い信念を持って活動していれば、そのような外的な要因によって悩み苦しむことはないはずです。
思いどおりにいかないのは当たり前だという気持ちを持ちつつ、行動を継続していくという気持ちを忘れずに、大らかな気持ちで今後も活動を続けていきましょう。