嫉妬は1000の目を持っている。しかし、何一つ正しく見えていない。
by ユダヤの格言
あなたは誰かに嫉妬したことはありますか?
タイトルの言葉は、ユダヤに伝わる格言です。
誰かに嫉妬するということは、多くの目を持つことになるが、何一つ正しく見えていないと述べた深い名言ですね。
つまり、嫉妬することの無意味さを述べたメッセージとも言えます。
嫉妬とは、他人のことを羨ましく思い、妬んでしまったり、時には恨みを抱いてしまうことを言います。
人間ならば、誰もが他人に嫉妬した経験があることと思いますが、ユダヤの格言では、嫉妬すると、千の目を持つことになると述べています。
他人のことを羨ましいと思うということは、その人のことをいろんな目で見てしまうということです。
つまり、「この人はどんな努力をしているのだろうか」とか「どんな環境で育ってきたのだろうか」などと、頭の中で想像してしまうことがあります。
または、うがった見方をする人もいて、「どんな悪巧みをたくらんでいるのだろうか」とか「あの人には特別な才能があるのだ」という思い込みで人を見ている場合も多いのです。
したがって、他人に嫉妬するということは、頭の中でいろんな想像を巡らせてしまい、冷静な目で見ることができなくなってしまうのです。
もしも冷静な目で人を見ることができれば、それは嫉妬ではなく、尊敬とか信頼という感情となり、嫉妬するという感情にはならないわけです。
今後もしも嫉妬するという感情が芽生えてしまったとき、それは自分が冷静さを失い、偏見で人を見てしまっているんだと認識してください。
そうすれば、人を妬む気持ちが薄らいでいくはずですよ。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、他人や他の団体を嫉妬する気持ちを持つことはやめましょう。
例えば、「あの人(団体)は、素晴らしい目標を掲げている」とか「あんな活動ができるなんて羨ましい」などと、他人や他の団体を妬ましく思ってしまうことがあるかもしれません。
しかし、それは他人や他の団体の目標や活動であって、自分たちとは立場や志が違うのです。
自分たちの活動を卑下したり、恥ずかしがる必要はまったくありません。
私たちは、未来の地球と人類のために、何ができるかを考え活動しているのですから、どんなにささやかな活動であっても、素晴らしく尊いものなのですから、自信を持って継続していくべきです。
SDGsの活動をする際には、尊敬や信頼という感情は重要ですが、「嫉妬」という感情は不要です。
常に意識しておいてください。