アンテナは高く、頭は低く。
by 鈴木三郎助
あなたは、常にアンテナを張って情報収集していますか?
タイトルの言葉は、味の素の創業者 鈴木三郎助氏の名言です。
経営者、実業家として偉大な功績を残した偉人の短くも深い名言ですね。
味の素の創業者として知られている鈴木三郎助ですが、経営者として必要な心構えとして、「アンテナは高く、頭は低く」という短くてシンプルですが、深い名言を残しています。
「アンテナは高く」というのは、言うまでもなく常に情報収集に努め、日々勤勉さを忘れてはならないということです。
自分の周りには、情報資源となりうる書物や人物、メディアが多数存在します。
数多くの情報の中から、自分にとって必要な情報を取捨選択するエネルギーと眼力が必要になるということです。
勤勉ではない者は、大きな仕事はできないというのは当然のことですね。
アンテナを高く張って情報収集することは大切ですが、頭は低くすることも重要だと鈴木氏は述べています。
「頭は低く」とは、他人に対する態度、言動のことを指します。
他人に対して偉そうに威張った態度をとることは、どんな立場になろうともよくありません。
たとえ社長というトップの立場に立ったとしても、従業員に対して威張るような態度で、こき使うような社長が世の中にはたくさんいますが、そんな会社はやがて衰退していくでしょう。
他人に対しては謙虚な気持ちで、そして感謝を忘れずにいたいものです。
常に相手に対しては敬意を払い、見下すような態度はとらないこと、つまりは「頭は低く」ということです。
「アンテナは高く、頭は低く」というのは、何も経営者に限った話ではありません。
人として、決して忘れてはならない基本的な生き方なのかもしれませんね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、「アンテナは高く、頭は低く」という意識を持つようにしましょう。
SDGsの活動は、常に情報収集に努め、勤勉な態度を継続することが必要なことは当然のことです。
そして、共に行動する人々に対しては敬意と感謝を忘れずに、パートナーシップという精神を意識しながら行動していければ、良い人間関係が築けるとともに、良い成果が挙げられることにつながるはずです。
心構えとして、常に意識しておきたいものですね。