人生は奇跡ではない。軌跡である。
by 種田山頭火
あなたは奇跡を信じていますか?
タイトルの言葉は、俳人 種田山頭火の言葉です。
人生は奇跡ではなく、軌跡だと述べたとても深い名言ですね。
「人生は奇跡ではない。軌跡である。」という、山頭火の言葉、あなたはどう感じましたか?
「なるほど、確かにそうだ」と納得した人もいるでしょうし、「いや、奇跡は起きるはずだ」と納得できない人もいるかもしれません。
私たちの人生、奇跡的なことが起きることはありますよね。
例えば、宝くじの高額当選する人は、毎回、日本のどこかにいるのは確かです。
大きな事故に巻き込まれたけれど、自分だけは助かったという人もいることでしょう。
人生を生きていれば、奇跡的なことが起こりうることは間違いありません。
しかし、よくよく考えてみてください。
「奇跡」が起きるというのは、偶然なのです。
つまり、「たまたま」奇跡が起きたに過ぎません。
人生を生きる上で、奇跡が起きることは、あなたの身にたまたま偶発的に起きたに過ぎず、「また奇跡が起きるかも」などと、待っていて起きるものではないのです。
今後、あなたの人生に起きることは、奇跡ではなく、あなたの歩んできた行動、つまり軌跡が人生を決めるのです。
何もしないでじっと待っていても、奇跡は起きません。
あなたがいろんなことに興味を示し、いろんな人と出会い、積極的な行動をすることで奇跡をつかめることはあるかもしれません。
つまり、あなたがこれから先、どんな行動をするか、軌跡によって、あなたの人生が決まるのです。
奇跡的なことなんて、そうそう起きるものではありません。
あなたの歩いてきた軌跡は、確実にあなたの人生を大きく左右し、大きな変化をもたらします。
そのことだけは決して忘れないでください。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動において、奇跡的なことが起きることは、まったくないと断言するつもりはありませんが、めったにないと言えます。
それこそ、日々の行動の積み重ね、つまり軌跡が目標達成を果たせるかどうかを決めることになるのです。
目標達成を果たせるかどうかは、決して奇跡では起きません。
SDGsの目標そのものが、「奇跡」ではなく、実現可能な目標なので、それを奇跡と呼ぶのはそもそも間違っているのです。
人間がどんな行動をし、それをどれだけ継続できたかによって、目標達成が果たせるかどうかの分かれ道であり、何も行動しなければ、つまり軌跡を残さなければ、奇跡はおろか、ゴールさえも見えない状況に陥ってしまいます。
日々の地道な積み重ねが大切なんですね。