与えられたるものを受けよ。 与えられたるものを活かせ。
by エピクテトス
あなたは、ないものばかりを求めてはいませんか?
タイトルの言葉は、古代ギリシャの哲学者 エピクテトスの言葉です。
自分に与えられているものを素直に受け、それを活かせと述べた深いメッセージですね。
私たち人は、自分が持っていないものを他人が持っていると、つい羨ましくなってしまい、それを欲しがってしまうことがありますよね。
現代社会において、ほとんどの人がスマートフォンを持っているのは、そういう心理が強く働いているからなのは間違いありません。
お金やモノはもちろんのことですが、技術や才能についても、他人のことを羨ましく感じてしまうことがありますよね。
古代ギリシャの哲学者 エピクテトスは、自分にないモノ、持っていないものを求めるのではなく、自分が持っているものを大切にし、それを活かせと述べています。
ないものばかりを求めるのではなく、自分に与えられているものを有効に使い、活かした方が良いということです。
例えば、健康な心身を持っているのであれば、それだけであなたはとても幸福な人と言えます。
健康な心と体を持っていれば、あなたは自由に何をすることもできますからね。
お金やモノをたくさん持っていなくても、自分が健康な心身を持っていることに感謝し、それを社会貢献に活かすことができれば、あなたは立派な社会人であり、生きている価値があるということです。
また、あなたが得意なこと、好きなことがあるのであれば、それを活かすことも大切な心構えです。
無理して苦手なことや嫌いなことに取り組む必要なんてないのです。
自分の能力や技術力を活かせるような仕事ができれば、それこそが社会貢献であり、価値ある行動と言えるからです。
自分が持っているもの、与えられているものを活かせるような生き方を心がけましょう。
自分にないものや持っていないものを強く求めるのは控えましょう。
それこそがあなたが豊かで充実した生き方、幸福に生きることのできる近道と言えるでしょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、自分が得意なこと、好きな分野のことを活かせるような行動をとるようにしましょう。
自分の職業や資格を活かせるような活動であれば、なおさら良いと思います。
自分が苦手な分野や嫌いなことを、あえて実践するようなことはしないでください。
わざわざ自分にとって嫌なことをする必要なんてありませんし、そんなことをしても楽しくありませんし、長続きできません。
活動するのであれば、自分自身が楽しめるような行動をしなければあまり意味はないのです。
自分の好きなことや得意なことを活かせるような活動をするように、ぜひ心がけていただき、これからも活動を続けていきましょう。