「やり抜かなくては」という気持ちが、さまざまなアイデアを生み出す。
by 樫尾忠雄
あなたは、最後まであきらめない気持ちを持っていますか?
タイトルの言葉は、カシオ計算機の創業メンバーの一人、樫尾四兄弟の長兄として知られる実業家 樫尾忠雄氏の言葉です。
最後まであきらめない気持ちが、さまざまなアイデアを生み出すのだと述べた深いメッセージですね。
電卓や時計、電子楽器など、さまざまなアイデア機器を生み出してきたカシオ計算機ですが、創業者の一人、樫尾忠雄氏は、「やり抜かなくては」という気持ちが、さまざまなアイデアを生み出してきたのだと述べています。
つまり、途中であきらめてしまったり、やめてしまえば、新たなアイデアなど生まれ出てはこないのだというのです。
途中であきらめる、やめるということは、行動することをやめると同時に、考えることをやめてしまうということと同じなのです。
考えることをやめる、つまり何もアイデアが出てこなくなるということになるわけです。
「最後までやり抜かなくては」という気持ちを持ち続けるということは、「どうすれば良いだろうか」「何から始めたら良いだろうか」と、自分の頭の中でいろんなことを考えたり、周りの人々と話し合ったりするはずです。
そうすると、何かヒントになるものが見つかったり、ちょっとしたことがきっかけでひらめいたりすることがあるというわけです。
一つのアイデアがきっかけとなって、次々と芋づる式にアイデアがポンポンと生み出されていくということも不思議ではないのです。
「最後まであきらめない」という気持ちは、夢や目標を達成できる可能性が高まるのみならず、新たなアイデアが生まれるきっかけにもつながるなんて、人生とは本当に面白いものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの目標を果たすためにも、「最後までやり抜かなくては」という気持ちが大事になるのは間違いありません。
たとえ失敗したり、思い通りに事が運ばないことがあったとしても、あきらめることなく活動を続けていけば、どうすれば良いのかの新たなアイデアが浮かんできて、行動を変えていくこと、改善することも可能になります。
ぜひ、あせらずゆっくりと、目標達成に向けて、あきらめることなく、活動を継続していってください。