同じ川に2度足を踏み入れる人はいない。その川は同じ川ではなく、その人は同じ人ではない。
by ヘラクレイトス
あなたは常に成長、変化し続けていますか?
見出しの言葉は、古代ギリシャの哲学者 ヘラクレイトスの言葉です。
川の流れは常に変化し続けており、それは人も同じであり、私たちは常に変化し続けなければならないと述べた深いメッセージですね。
例えばあなたが、ある日、川のそばに来て、川の中に足を踏み入れたとします。
そこには水が流れており、あなたの足は水に濡れますよね。
翌日になって、同じ場所に来て、川の中に足を踏み入れたとしても、絶対に昨日と同じ状況ではありません。
水の量や流れの速さが変わっているかもしれませんし、そもそも昨日とは違う水が流れているのは間違いありません。
昨日、あなたの足を濡らした水は、とっくに下流に流れ去ってしまい、もうその場所にとどまってはいないのです。
川の流れは時の流れと同じであり、毎日毎日、変化し続けており、全く同じ状態が保たれることは決してありません。
私たち人間も同じように、川の流れ、時の流れとともに、変化し、成長し続けていかなければならないのです。
毎日、同じ時間に起きて、同じ時間に家を出て、同じような仕事をし、同じ時間に家に帰ってきたとしても、昨日と同じではないのです。
たとえ同じように見えたとしても、決して同じではないですし、人として私たちは日々変化し、成長し続けていかなければならない、それが人間の生きる道なのです。
そのためには、同じ失敗や過ちを繰り返すようではダメなのです。
昨日の自分よりも今日の自分、今日の自分よりも明日の自分が成長し、変化し続けなければなりません。
川の流れのように、時の流れのように、私たち人も良い方向へ変化し、幸福になれるように今後も生きていきましょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、日々変化し、成長し続けていかなければならないのは当然のことです。
日々、同じような行動をしているとしても、今日の行動は、昨日と全く同じではないはずです。
やり方や方法を工夫してみたり、少し違うことを取り入れてみたりして、少しずつでも改良していこうとする心構えが大切です。
川の水が同じ所にとどまることがないように、私たち人も同じ場所にとどまらず、日々成長し続けていけるよう、今後も活動を続けていきましょう。