ことわざ

服装によって迎え、才能によって送る。byロシアのことわざ

服装によって迎え、才能によって送る。
byロシアのことわざ

あなたは人を外見で判断していませんか?

タイトルの言葉は、ロシアに伝わることわざです。
このことわざの意味は、「人は、誰かと最初に出会ったとき、その人の服装、つまり外見で判断して迎え入れるが、その人と話をして人間性がわかると、才能を尊ぶものだ」という格言です。

人は、立派な服装をしている人を見ると、人間性も立派な人だと思い込み、受け入れてしまいます。
服装だけではなく、スタイルや顔つきなどの外見も含まれます。
反対に粗末な服装を着ている人や、見た目があまりよくないと判断した場合には、嫌悪感を覚え、受け入れたくないと思うかもしれません。

そして、その人を受け入れた後、話をしているうちに人間性を知ることとなるわけです。
もしも人間性が良いと判断すれば尊敬の念を抱くことになりますし、そうでなければ離れていくということになるのです。
つまり、「人は見かけによらない」ということです。

これは服装や外見だけに限った話ではありません。
それは、住んでいる家や持っているモノ、その人の口から出てくる言葉にも通ずることかもしれません。
例えば、どんなに立派な家に住んでいようと、どんなに高価なものを持っていようと、人間性が悪ければ、人に尊敬されないでしょう。
また、その人の口からどんなに立派な言葉が発せられたとしても、行動が伴わなければ、やっぱり尊敬されることはないのです。
外見や言葉だけでその人の人間性を判断してはいけないという教訓のようなことわざを紹介しました。

SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの目標を掲げることは立派なことですが、それが到底不可能な目標だったり、外部に見栄を張るためだけの言葉だったとしたら本末転倒です。

SDGsは、未来の地球や人類のために、社会貢献という意味で実践するものであり、自分たちの見栄を張るために利用すべきものではありません。

また、目標は立派なものだとしても、行動が伴わなければ、それは単なる「絵に描いた餅」であることから、それが明るみとなって、後になって社会からの信用を失墜することにつながります。

自分たちは何のためにSDGsの目標を掲げるのか、その本質を見極めて行動してください。

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