すべって転んだことのない者は、安全確実に立っているとは言えない。
byイギリスのことわざ
あなたは、転んだことがありますか?
タイトルの言葉は、イギリスに伝わることわざです。
人の生き方に関する深い名言ですね。
私たちは、人生の中で何度も転んだり、失敗したりを繰り返して生きています。
失敗したことのない人間はいないかもしれません。
しかし、これまでの人生で大きな失敗をしたことがなく、平穏無事に過ごしてきたと思っている人もいるかもしれません。
大きなケガや病気に見舞われることもなく、災害や借金苦にも遭わなければ、そう思う人がいてもおかしくありません。
ところが、これまでの人生で滑って転んだ経験がなかったとしても、これからも平穏無事に過ごしていけるとは言い切れません。
これまでに転んだことがないとすれば、その人は大きなことに挑戦しなかったのかもしれませんし、周りの人のサポートのおかげかもしれません。
たまたま運良く、大きな失敗をしなかっただけかもしれません。
しかし、これから先もずっと転ばないとは限りません。
新たなことに挑戦すれば、当然うまく行かない可能性はありますし、今までに転んだことがないので、その対処方法がわからず、大きなケガをする可能性だってあります。
つまり、今までは何とか切り抜けてきたことが、これから先も無事に切り抜けていけるとは限らないのです。
それに比べて、今までに何度も転んだ経験のある人は、リスクを回避、軽減する方法を心得ており、大きな失敗をすることがないかもしれません。
私たち人は、何度も転ぶから起き上がる方法を心得ているのです。
転ぶ経験をしなければ、起き上がる方法を知らぬまま生きていることになります。
人間は、転ぶことが次のステップ、成長へとつながることを心得ておきましょう。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの17の目標は、達成が困難なものばかりであり、容易に実現可能なものではありません。
したがって、目標を掲げ、行動を実践していくと、うまく行かないことが多々あるはずです。
しかし、だからといって行動をやめることだけはしないでください。
私たちは未来の地球と人類のために行動を継続しなければならないわけで、滑って転んだとしても、そこでやめるわけにはいかないのです。
たとえうまくいかなくても、確実に次のステップへと繋がり、成長しているはずです。
めげずに、行動を継続していきましょう。