人は、価値を認められないことを永く続けることはできないだろう。
by 木村周
あなたはどんな価値ある行動をしていますか?
タイトルの言葉は、筑波大学教授でキャリアコンサルティングとしても活躍する木村周先生の言葉です。
人が行動するのは、価値あることだからこそ永く続けていけるのだと述べた深いメッセージですね。
私たちの人生、永く続けていられることと、すぐにやめてしまったり、そもそもやらないことってありますよね。
永く続けていることの例としては、仕事や趣味、勉強などが考えられますが、なぜ人は永く続けることのできること、できないことがあるのでしょうか?
筑波大学教授でキャリアコンサルタントとしても活躍する木村周先生は、「人は、価値を認められないことを永く続けることはできないだろう」と述べています。
つまり、自分自身、あるいは周りの人たちが、価値ある行動だと認めているからこそ、人はその行動を永く続けることができるのだと言うのです。
仕事を価値ある行動だと思うのは至極当然のことではありますが、例えば趣味や学習については、それが自分にとって価値あることだと信じているから続けられるのです。
もしも自分にとって必要のないもの、意味がないものと感じてしまえば、すぐにでもやめてしまうはずです。
例えば、学生の頃にスポーツに励んでいた人も、社会人になったらパッタリとやめてしまう人がいます。
学生の頃には、スポーツに懸命に取り組むことが価値ある行動だと思っていたのに、社会人になったらもう必要ない、価値はないと思い、やめてしまうわけです。
社会人になっても、スポーツは自分にとって必要なもの、価値あるものと思っていれば、おそらく永く続けていけるはずなのです。
永く続けていくかどうかは、自分にとってそれが意味あることなのか、価値あることなのかが判断材料になるということになるわけで、私たちもそのことをしっかりと認識し、考えながら生きていきたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動は、当然のことながら価値ある行動だと言えるわけですが、自分にとっても価値あることかどうか、意味のある行動かどうかも考える必要があります。
その行動をとることによって、毎日苦しい思いをしたり、つまらないと感じるのであれば、永く続けることはできませんし、続けるべきでもありません。
できれば自分の人生にとって充実したもの、面白いと感じることに取り組んだ方が、長続きできますし、活動の成果も実効性あるものになるはずです。
自分にとって価値ある行動かどうかも考えながら、今後も活動を継続していってください。