ことわざ

上に立つ者が身につけなければならぬその帝王学には、三つの原則がある。

上に立つ者が身につけなければならぬその帝王学は、原理原則を教えてもらう師を持つこと、直言してくれる側近を持つこと、幕賓(ばくひん)をたくさん持つことである。
by中国の格言

あなたは上に立つ者が身に着けなければならない原則を知っていますか?

本来の帝王学とは、王家や伝統ある家柄などの特別な地位にある者に対する、幼少時から家督を継承するまでの特別教育のことです。
現在では、人の上に立つ人が身につけるべき原則のことを言います。

中国の格言によると、その原則とは次の三つが必要だと説いています。
・原理原則を教えてもらう師を持つこと。
・直言してくれる側近を持つこと。(直言とは、遠慮せずに思った通りのことをずばりということ)
・幕賓(ばくひん)をたくさん持つこと。(幕賓とは、機密を相談でき、客観的な立場から助言してくれる親しい客)

このことから、上に立つような人は、信頼できる人をなるべく多く持つことだと言えます。
自分の知らない知識を持つ人や、耳の痛いこともズバリと言ってくれる人が周りにいれば、その人自身も成長し、大きな仕事をすることができるわけです。
反対に、上に立つ人の周りに、自分よりも知識の低い人やイエスマンばかりだと、その人自身もそれ以上成長できないのみならず、そのような組織はやがて衰退していきます。

この帝王学の原理原則は、上に立つ者に限らず、すべての人に言えることです。
自分の周りに知識の深い人や、向上心の高い人がいれば、自分自身の成長にもつながります。
また、耳の痛いことを言ってくれる人も、やっぱり人生には必要なのです。

SDGsは、2030年に向けて理想的なより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
目標達成には、多くの人の協力と帝王学の原理原則が大切な要素です。
なぜなら、SDGsは決して一人では達成は困難だからです。
多くの人々が心を一つに、大きな目標に向かって努力を継続する。そのためには、多くの知識と声、さまざまな考え方の人々が協力し合うことが大切なのです。

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