我慢するよりその原因を解決せよ。
by小早川隆景
あなたは、何か我慢していることはありませんか?
タイトルの言葉は、毛利元就の三男で戦国時代から安土桃山時代に活躍した武将 小早川隆景の言葉です。
我慢することよりも、その原因を解決せよと述べた、ごもっともながら深い名言ですね。
私たちは、生きている中で、何かを我慢しなければならないことがあります。
我慢ということは、本当はつらい状況のはずなのに、それを耐えている状況ということであり、自分にとっては好ましくない状況ということになります。
私たちは、我慢すること、黙って耐え忍ぶことを美徳と考えがちですが、果たして本当にそうでしょうか?
自分にとって好ましくない状況を耐え忍んでいるということは、精神的にはストレスが溜まっている状態であり、そんな状態が長く続けば、そのうちに身体的にも異常が生じてくるかもしれません。
つまり、我慢するということは、精神的にも身体的にも、人間にとって決して好ましいことではないのです。
私たちにとって大切なのは、我慢することではなくて、その原因を見つけて、それを解決することです。
「それができれば苦労はしない」という反論が聞こえてきそうですが、我慢を続ける方が自分にとって良くないことは理解できるはずです。
例えば、病気のために大好きな酒を我慢しているとすれば、そんな我慢を続けるのではなく、それを解決するために、お酒が飲めるような健康な体になれるように努力して病気を治す方が、自分にとっても効果的で良いはずです。
我慢することが美徳ではなく、それを解決する方が賢明だということを決して忘れないでください。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い社会を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsは、世界中に存在する「我慢」を強いられている多くの人々を救済し、少しでもより良い社会に改善していこうとする目標です。
SDGsの17の目標には、世界中に蔓延しているさまざまな課題の原因と解決法が示されています。
例えば目標1の「貧困をなくそう」という目標ですが、貧困に苦しんでいる人々は、貧困状況を我慢している状況ということであり、彼らだけでは解決することは不可能なのです。
そのため、周りの人々が手を差し伸べてあげる必要があるわけです。
私たちにできることは、我慢を強いられている人々のため、その原因を探り、少しでも解決してあげようと行動を起こすことと言えます。
心得ておきましょう。