つまずきは転落を防いでくれる。
byイギリスのことわざ
あなたがもし、つまづいたとしたら、どう思いますか?
タイトルの言葉は、イギリスに伝わることわざです。
私たちは、生きている間に、よくつまずきます。ちょっとした段差や石につまずいた経験はだれにでもあります。
仕事をしていると、うまく行かないことや壁にぶつかることは当然のごとく発生します。
そのたびに私たちは落ち込んだり悲しい気持ちになるものです。
しかし、こうしたちょっとしたつまずきや失敗は、大きな転落を未然に防いでくれる前ぶれ、伝令者なのかもしれません。
このまま突き進めば、大変な困難にぶち当たってしまうので、それを防ぐための警告を、「ちょっとしたつまずき」で、私たちに知らせてくれているのかもしれないのです。
そう考えたら、「ちょっとしたつまずき」や失敗をしたときに、落ち込むのではなく、むしろありがたく思わなければならないとさえ考えられます。
会社の倒産やリストラ、家庭での離婚などの問題は、ある日突然表面化するわけではなく、時間の経過の中で、徐々に現れてくるものであり、前兆となるつまづきや失敗が必ずあったはずです。
それを放置し続けた結果、ある日突然、「最悪の結末」を迎えることになってしまうのです。
「つまずき」を警告だと感じずに、改善しないまま放置すれば、近いうちに重大な困難を招くことになるのかもしれません。
つまずきや失敗を、重大な転落を防ぐための前ぶれだと考えることができれば、むしろ歓迎したほうが良いのかもしれませんね。