偉人、著名人

事を成就するには、志、忍耐、勇気、失敗があり、その後に成就があるのである。

事を成就するには、志があり、忍耐があり、勇気があり、失敗があり、その後に成就があるのである。
by 田中久重

あなたは、志や忍耐がありますか?
また失敗を恐れてはいませんか?

見出しの言葉は、芝浦製作所(後の東芝)の創業者で、発明家、実業家の田中久重の言葉です。
発明家、実業家として大きな功績を残した偉大な人物の、胸に染みるようなスケールの大きな深い名言ですね。

万年時計やからくり人形などを発明し、「からくり儀右衛門」という異名を持つ田中久重ですが、事を成就するまでには数多くの苦難を乗り越えてきたことがうかがえます。

大きな偉業を成就するためには、まずは志が必要です。
何を達成、実現しようとするのか、まずは決心することから始まります。

そして、事を開始してからは忍耐と勇気が大切になります。
達成困難で、他の人がやらないことを自分がやろうとしているわけですから、周りからの反対の声も大きいでしょうし、本当にできるのかどうか不安も大きいわけです。
それを続けるためには勇気と忍耐が必要になるわけです。

そして、忍耐と勇気を持って行動していても、必ず失敗はつきものです。
困難なこと、初めてのことに挑戦するわけですから、一度で成功するはずもなく、何度も何度も失敗を繰り返してしまうことでしょう。
もしかしたら心が折れそうなほど挫折感を味わうかもしれません。

その後、何度も失敗を繰り返しているうちに、成功をおさめることができ、事が成就するというわけです。
つまり、私たちが事を成し遂げるために必要なものは、志、忍耐、勇気、失敗だと述べているわけです。
私たちがこれから先、生きて行く際にも常に認識しておきたいですし、子供たちにも伝えていきたい深い名言ですね。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。

SDGsの目標達成を果たすためにも、志、忍耐、勇気、失敗が必要と言えます。
まずは志、つまり目標設定です。
どんな目標、ゴールを目指すのかを考え、行動計画を立てることから始まります。

活動を開始してからは、忍耐と勇気が必要になります。
SDGsの課題解決は、実現困難なものばかりなので、思い通りにならないもどかしさやイライラが募ったり、周りからの批判や反対の声なども聞こえてきて、その活動を続けることに忍耐や勇気が必要になるということです。

そして、失敗することも何度もあるはずです。
SDGsの活動が一度で成功するなんてことがあるはずもなく、何度も何度も失敗を繰り返す覚悟が必要になります。
そして、失敗を繰り返した後、目標達成という成功体験を味わうことができるというわけです。

そう考えると、SDGsの活動も、長い行程が続きます。
忍耐強く、勇気を持って、失敗を恐れずに継続していきましょう。

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