落ち着いた暮らしをし、自分の仕事を励み、自分の手で働くように努めなさい。
by新約聖書より
あなたは、落ち着いた暮らしをしていますか?
タイトルの言葉は、新約聖書の中にある言葉の一節です。
人の幸福とは何かを説いたとても深い名言ですね。
私たちは、人生の中で、だれかの人生を見て羨ましく感じたり、「あんな生き方ができたらいいなあ」と憧れの気持ちを抱くことがあります。
また、自分自身も、だれかに優しくされたり、頼りにされたり、喜びを感じる出来事があったりと、幸福感を抱くことがたくさんあると思います。
人間の幸福とは一体どういうものか。
幸福の概念の一つとして、新約聖書では、「落ち着いた暮らし」「仕事に励む」「自分の手で働く」の三つを挙げています。
「落ち着いた暮らし」とは、争い事や心配事がほとんどなく、平穏な状態で生活できることを言います。
「仕事に励む」と「自分の手で働く」は、働くことの尊さ、気高さを表しています。
自分ができる仕事に、汗を流して一生懸命に取り組むことで働く喜びを感じ、合わせて自分や家族が落ち着いて生活することができることが、人としての最高の幸せと言えるのかもしれません。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの17の目標は全て、人々が幸福になるために必要な要素ばかりです。
世界中から貧困がなくなれば、人はみな幸福になれます。
世界中から、紛争や人権侵害がなくなれば、人はみな幸せになれるのです。
人は幸福になるために生きています。不幸になるために生きているわけではないのに、世界中には不幸な人々がたくさんいるのが現実です。
世界中の人々が幸福になるために、私たちに何ができるでしょうか。
真剣に考えてみてください。