あまりにも慎重であるというのは、最大のリスクになる。
by ジャワハルラール・ネルー
あなたは慎重に行動しすぎていませんか?
タイトルの言葉は、インドの初代首相 ジャワハルラール・ネルーの言葉です。
ネルーは、マハトマ・ガンジーと共に、インド独立運動の指導者として活躍した偉大な人物です。
慎重しすぎるのは、最大のリスクだと述べた深いメッセージですね。
私たちは、子供の頃から慎重に行動しなさいと教えられながら、大人へと育ってきましたよね。
軽率な行動は、ケガをしたり失敗するリスクがあるので、何事もよく考えて、慎重に行動するように教わってきたわけで、大人になった今、なかなか大胆な行動ができないという人も多いのではないでしょうか?
しかし、何事も物事を慎重に考えしすぎてしまい、何も行動できないとすれば、それこそ人生最大のリスクとも言えるのです。
物事というのは、考えれば考えるほど、危険なことや不安要素が思いついてしまいます。
何をするにしても、全くデメリットのないこと、不安要素のないことというのは、あるはずがないのです。
つまり、考えれば考えるほど不安になってしまい、行動が躊躇してしまうというわけです。
特に、夢や目標を持ったときには、大胆な行動を始めることも必要になります。
慎重に行動するということは、失敗するリスクは小さくなりますが、成功する可能性も小さくなってしまうのです。
失敗するリスクよりも、成功しないリスクの方が、その人は何も成し遂げていないわけであり、その人の人生にとっては最大の失敗なのです。
もちろん慎重に行動することを全否定するわけではありません。
あまりにも軽率で大胆な行動は身を滅ぼします。
しかし、あまりにも慎重すぎる考え方は、何もできない無能な人間ということになってしまい、それこそがその人にとっては最大の失敗となります。
あまりにも慎重なのはリスクとなることは、常に頭の中に入れておいてください。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの目標設定や行動する際にも、あまりにも慎重すぎるのは考えものです。
目標設定の際に、達成が困難であることを恐れて、あまりにも低い目標を設定したり、行動する際にも、周りの目を気にしすぎて、積極的に行動できなかったりする人がいます。
SDGsは、目標達成が果たせないこと、失敗することがリスクではないのです。
人々が何も行動しないことが最大のリスクなのです。
たとえ、目標達成を果たせなくても、ゴールに向かって行動を継続する気持ちが大切なのであって、目標を達成できるかどうかは二の次なのです。
SDGsの活動に、慎重さは必要ありません。
自分の信念に基づき、行動を継続していくという気持ちを持続することが大切なのです。