人間は環境の創造物ではない。
環境が人間の創造物である。
byベンジャミン・ディズレーリ
あなたは、地球環境の中でどう生きていますか?
タイトルの言葉は、イギリスの政治家で小説家でもあるベンジャミン・ディズレーリの名言です。
環境と人間の関係について述べた深い名言ですね。
私たち人間は、地球という環境で誕生しました。
人間だけではなく、あらゆる生き物すべては地球という惑星で誕生したわけです。
それは、地球が、偶然、生き物が生きていくのに適した環境だったわけであり、環境が人間を創り出したことは間違いない事実です。
しかし、ディズレーリは、「環境が人間の創造物である」と述べています。いったいどういうことなのか?
それは、生き物の中で、人間だけが地球環境を変化させることができるということを示しています。
建物や道路を造ったりできるのは人間だけです。
また、木を植えることも伐採することもできるのは人間だけです。
また、遠くにいる人と会話をしたり、情報を送ることができるのも人間だけです。
つまり、人間だけが、環境を良い方向へも悪い方向へも変化させることができるのです。
人間以外の生き物は、与えられた環境の中で自然のまま生きており、環境を変化させることはできないのです。
ということは、地球環境を守るのも破壊するのも人間の行動次第ということなのです。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの目標の中には、環境を守る目標がたくさん掲げられています。
目標12から15までの4つの目標が環境に関する目標です。
人間だけではなく、生き物すべてが生きていけるのは、地球環境が守られてこそ成り立つものです。
しかし現実には年を経るごとに悪化の一途をたどっており、そんな現実から私たちは目を背けてはいけません。
このままの状況を続ければ、私たちの未来は平穏に生きていくことができないのは自明の理です。
私たちは、自分事としてこの問題を真剣に考え、解決に向けて行動を開始しなければならないのです。