未来とは受け取るべく与えられるものではなく、人間によって創造されるべきものである。
by パウロ・フレイレ
あなたは自分の未来を自分自身で創造していますか?
タイトルの言葉は、ブラジルの教育者 パウロ・フレイレの言葉です。
未来は、自分たちで創造していくものだと述べた深いメッセージですね。
私たちには未来があります。
未来とは、これから先に訪れるであろう時間のことなので、誰もが共通に持てるものでありますし、何もせずに黙って待っていても、未来は訪れるものです。
しかし、自分たちの未来は自分たちで創り上げるものであり、誰かに与えられるものではないことだけは決して忘れてはいけません。
もしも自分が将来、幸福になりたいと思ったら、誰かから与えられるのを待つのではなく、自分の行動により幸福を創造していかなければならないということです。
こんなことは至極当然のことのように思えますが、案外、私たちはこんなことさえ忘れがちになります。
例えば、「自分がやらなくても誰かがやってくれるだろう」とか「相手のせいでこんな目に遭った」などと、誰かに依存してしまったり、自分の身の上に起こったことを人のせいにすることが多々あるものです。
誰かに依存することが全て悪いわけではありませんが、自分の願いや希望を人のせいにしたり、自分自身で創り上げようとしないのは考えものです。
自分の未来は自分自身で創造する。
誰かに幸せにしてもらおうなどとは、決して思わないようにしてください。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動は、言うまでもなく、人間の活動によって創造されるものであり、誰かが与えてくれるものでは決してありません。
また、改善していこう、より良い社会に創り上げようとする気持ちがなければ、目標達成はおろか、地球と人類の未来はますます悪化の一途をたどっていくことになるのです。
SDGsの活動こそ、「誰かがやってくれるだろう」とか「自分たちには関係ない」などと思うのは禁物であり、本来であれば世界中の人々全員が取り組まなければならない課題なのです。
「未来は誰かに与えてもらうものではない」という気持ちを決して忘れずに、他人事ではなく自分事として、取り組んでいく姿勢が大事なのです。