盲目であることは悲しいことですが、それ以上に悲しいこともあります。それは目が見えても未来を見る力がないことです。
by ヘレン・ケラー
あなたは、未来のことを考えながら生きていますか?
見出しの言葉は、アメリカの作家で社会福祉活動家 ヘレン・ケラーの言葉です。
盲聾唖者として強く生きたのみならず、数多くの社会福祉活動に貢献した彼女の力強くも深いメッセージですね。
私たちの社会では、五体満足で健康に生きている人が多いわけですが、中には障害を持ちながらも強く生きている人もたくさんいます。
障害を持つ人を見ると、私たちは悲しい気持ちになりますし、強く生きている姿を見ると、感動したり応援したくなるものです。
人として生きていくためには、私たちは常に未来を見据えながら、未来のことを考えながら真剣に生きていく必要があります。
それは障害があろうとなかろうと同じことだと言えます。
世の中には、盲目であっても未来のことを考えながら強く生きている人もいれば、たとえ目が見える人でも、将来のことを考えずに、その場しのぎで生きている人も大勢いますよね。
ギャンブルや酒に溺れ、借金にまみれた生活をしている人が世の中には大勢いますし、仕事もせずにブラブラと遊び呆けている人も世の中にはたくさんいます。
こんな人たちは、たとえ目が見えたとしても、未来のことを全く見ないで、今の欲望を満たすことしか考えていない愚かな人間と言えるわけです。
私たちは、五体満足で健康に生きている自分に感謝し、未来のことを考え、自分にできること、世のため人のため社会のために、社会貢献しなければなりません。
それが人として生きていくための大切な心構えなのですから。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をするということは、未来の地球と人類のために、少しでも良い社会にしようと行動することなので、未来を見ている人ということになります。
SDGsを批判する人や何も行動していない人は、未来の地球や人類のことを真剣に考えていない人とも言えるわけです。
地球温暖化問題や世界中で頻発している戦争やテロは、報道等で目にすることも多いわけですが、そのことに関心を示すことなく、何も行動しないのは、目が見えても未来を見る力がない人と言われても仕方ありません。
私たちに必要なのは、未来のことを真剣に考え、具体的に行動を起こすことによって、私たちの住む社会を、少しでもより良いものに変えていくことなのです。