口論の唯一の勝者とは口論を回避した者である。by デール・カーネギー
あなたは、誰かと口論して勝った気になっていませんか?
タイトルの言葉は、「道は開ける」の著者で知られるアメリカの作家 デール・カーネギーの言葉です。
誰かと口論して、勝ち負けがつくことがあるかもしれませんが、唯一の勝者とは、口論を回避した者だと述べた深いメッセージですね。
私たちは人生の中で、誰かと意見が対立して口論してしまうことがありますよね。いわゆる口げんかです。
相手と口論して、打ち負かされてしまうこともあれば、自分が勝って良い気分になってしまうこともあります。
しかし、本当に勝ったのは、口論に勝った者ではなく、口論に参加しなかった者、回避できた者なのだと、アメリカの作家 デール・カーネギーは述べています。
たとえ口論に勝ったからと言って、勝った者の意見が正しいとか、多数派の意見だとは限りません。
なぜなら、口論する場合、その人の性格やトークの技術、つまり口の達者さや賢さが勝負を分けるポイントとなり、意見の正しさや多数派かどうかは重要視されないからです。
また、口論する者同士の立場の違いによっても、勝負に影響が出ることもあります。
例えば、年長者と若者では、説得力や話し方に差が出るのは仕方ないことですし、肩書きの違い(例えば社長と平社員)によっては、全く勝負にならないこともあります。
いずれにしても、口論の勝負には、正しいかどうかよりも、声の大きさや技術力、立場の違いが大きく影響するのは間違いありません。
また、口論をした後には、対立やわだかまりなど、相手に対する嫌悪感や不信感が残ることもあり、その後の人間関係に大きく影響を及ぼすことも少なくないでしょう。
口論に勝った者は、良い気分になっているでしょうが、負けた方は、自分の技術力や立場の違いから負けただけであって、自分の考えが間違っているとは思っていないかもしれないからです。
そのため、口論に加わらなった者、回避できた者が最も勝者だというのは納得できる解釈です。
その後の人間関係に影響を受けることもなく、誰かと対立することからも回避できるからです。
人生においては、誰かと口論せざるを得ない場面もあるかもしれませんが、できるだけ口論することを避け、人間関係に亀裂が生じないように気をつけたいものです。
口論に勝っても負けても、その後の行動に少なからず影響が出ることがあるかもしれません。
意見の食い違いについて、活発な議論をするのは良いことかもしれませんが、感情的に口論をするのはできれば避けたほうが賢明と言えるのです。
