約束は雲、実行は雨。
byアラビア語のことわざ
あなたは、人と約束したことをきちんと果たしていますか?
タイトルの言葉は、アラブ地方に伝わることわざです。
アラブ地方は、乾燥地帯でほとんど雨が降らず、人々は雨が降るのを待ち望んでいます。
そのため、口でいいことを言っても意味がないことを表現したことわざです。
約束は果たされてこそ意味があるという、世界共通の教訓のような深い名言ですね。
人と約束したことは、必ず実行しなければならないことは、どこの世界へ行っても共通した認識です。
もしも約束したことが実行されなければ、信頼関係をなくしてしまうのは必然のことです。
人と人との約束だけではなく、自分の口から発した言葉には、責任が伴います。
口でもいくら良いことを言っていても、行動が伴わなければ信頼されないのです。
人から尊敬、信頼されるかどうかは、言葉ではなく、どう行動したかです。
口から出た言葉が実行されないということは、嘘をついたことと同じことになります。
口からでまかせを言っているのと同じなのです。
嘘をついたり、口からでまかせを言うような人が信用されるはずがありません。
大切なのは、言葉ではなく行動であること、決して忘れてはならないのです。
SDGsは、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でよりよい世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsは、2030年に向けての目標を掲げて、それを情報公開し、行動を実践していくわけですが、その目標は実行可能であり、かつ本気で行動を実践することでなければまったく意味がありません。
つまり、社会に対する約束なのです。
その目標を果たす気もないのに、虚栄心だけで目標を掲げている人が少なからず存在するのです。
大きな目標を掲げれば、社会に対する影響力、インパクトをアピールできるからです。
しかし、そのような行為はSDGsウォッシュと言い、いずれは社会への信頼をなくす行為です。
本気で達成を目指す目標を掲げて、本気で行動を実践していくという心構えが重要なのです。
このことだけは決して忘れないようにしてください。