人生の目的とは魂の成長であり、見せかけの成功ではない。
by オーロビンド・ゴーシュ
あなたは一つの成功に満足していませんか?
タイトルの言葉は、インドの哲学者 オーロビンド・ゴーシュの言葉です。
人生の目的は魂の成長だと述べた深いメッセージですね。
一つの成功に満足してはいけないという教訓でもありますね。
私たち人は、自分の思い通りに事が運んだり、一つの成功を味わってしまうと、それに満足してしまうことがありますよね。
例えば、あなたがもしも、何か賞をもらったときに、賞をもらったことに満足してしまい、それ以上努力を怠ったとしたら、あなたは人間としての成長が止まってしまうことになりかねません。
賞をもらえたのは、たまたま運が良かっただけかもしれませんし、まぐれかもしれません。
周りの人のサポートのおかげかもしれません。
成功できたのは、あなた一人の力ではないはずです。
それなのに、一つの成功を味わったからといって、それに満足し、その後、何も努力をしなかったとしれば、あなたの成功は「たまたままぐれだった」ということになりかねないのです。
成功すること、成功するように努力することは大切なことですが、成功すればそれで終わりではないのです。
人間にとって最も大切な心構えは、成功を収めることではなく、人として成長し続けることなのです。
なぜなら、成功することが第一義だとすれば、失敗する人はダメな人間ということになってしまいます。失敗は、努力している最中の過程の一部であり、ダメなわけがありませんからね。
私たちは、成功することばかりに目が向けられがちになりますが、決してそうではないのです。
人間として、魂の成長をしていくことが最も重要なことであることは決して忘れないでください。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動は、目標達成を目指して行動を継続していくことが重要です。
つまり、目標達成を果たすことが「成功」ということになるわけですが、そればかりに目を奪われてしまい、肝心なことを決して忘れてはなりません。
それは、SDGsの概念は、未来の地球と人類を守るために、持続可能で、より良い社会を創り上げようとする志です。
SDGsの活動は、現代に生きる私たち、未来に生きる世代の人たちが今後も豊かで充実した暮らしができるように、より良い社会を築き上げようとする活動なのです。
その意識を決して忘れてはならないのです。
私たちの使命は、目標達成を果たすことではなく、持続可能でより良い社会を創り上げるにはどうすればよいかを考え、具体的に行動を起こすことなのです。
その気持ちを決して忘れないようにしましょう。