スランプを感じるのは、その人が一生懸命仕事に打ち込んできたからだ。
by 丹羽宇一郎
あなたはスランプを感じたことがありますか?
タイトルの言葉は、伊藤忠商事の会長を務めた実業家 丹羽宇一郎氏の言葉です。
スランプを感じるのは、一生懸命に仕事に打ち込んできたからだと述べた深いメッセージですね。
スランプとは、心や身体が一時的に不調になっている状態のことを言います。
よくスポーツ選手が、それまでは普通にできていたことができなくなってしまったり、本来の能力を発揮できずに調子が出なくなってしまうことがよくあります。
体調が悪いわけでもありませんし、何か精神的に追い詰められるようなことがあったわけでもないのに、なぜか不調になってしまう。
その原因もよくわからないので、本人はとても悩み苦しんでしまうというわけです。
しかし、スランプに陥ってしまうという状況は、その人が一生懸命に努力しているという証でもあります。
一生懸命に努力していれば、自分の技術や能力が高まっていき、限界に挑戦しているということになりますので、一時的に不調になってしまうというのは、自然なことなのかもしれません。
何も努力もしない人にはスランプなんてあり得ません。
なぜなら、努力しなければ技術や能力が高まることはないので、調子がいいとか悪いなどということはあり得ないのです。
もしもあなたがスランプだなと感じることがあったとしたら、それはあなたが一生懸命に取り組んでいて、能力が高まっているという証なので、むしろ誇りに思ってください。
とはいっても、不調のときはつらい状況であることは間違いないので、焦らずゆっくりと調子が出る時期まで我慢しましょう。いつか必ず調子を取り戻す時が来るはずですから。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしている際にも、スランプを感じることがあるかもしれません。
一生懸命に活動していても、思うような成果が出なかったり、失敗を繰り返すようなことがあるからです。
そんなときには、慌てずゆっくりと調子が出るまで待ちましょう。
うまくいかないときに焦って行動しても、良い結果にはつながらないことが多いはずです。
そんなに急いで行動する必要なんてないという気楽な気持ちで活動を続けていければ良いのですから。