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喜劇で一番難しいのは愚か者の役だが、その役は馬鹿にはできない。

喜劇で一番難しいのは愚か者の役だが、その役は馬鹿にはできない。
byミゲル・デ・セルバンテス

あなたは馬鹿なふりができますか?

タイトルの言葉は、近代スペインの作家 ミゲル・デ・セルバンテスの名言です。
愚か者のふりをするのは難しいが、本当の愚か者は、そのふりをすることさえできないと述べた深い名言ですね。

人は生きていれば、時には愚か者のふりをしなければならない時があります。
賢さは、ときに他人からの反感や嫉妬心を招くことにつながったり、その言動が愚かな人間に理解されなかったりするからです。
つまり、愚かなふりができる人間は、賢い人間のみということになります。

これは愚かさだけに限った話ではなく、楽しさ、嬉しさにも当てはまることかもしれません。
本当に楽しいわけではないけれど、楽しいふりをしてみたり、本当に嬉しいわけではないけれど、嬉しそうに振る舞うことは、私たちにも経験あることと思います。

人間関係、コミュニケーションを円滑にするために、私たちは本心とは異なる態度をとることがよくあるはずです。
こういった態度も、もしかしたら愚かな人間には難しいかもしれません。
愚かな人間は、他人への気遣いや配慮ができない場合も多いと思われるからです。

私たちとしては、賢い人間として、本心とは異なる態度をとることで、人間関係をスムーズに、または社会で生きるために、時には役者になることも必要なのかもしれませんね。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い社会を創り出すために国連が提唱している世界共通の行動目標です。

SDGsの活動を熱心に行っている人が日本全国、世界各地にいるわけですが、中には楽しそうに情熱を持って行動実践している人も多いことと思います。
もちろん本当に楽しみながら活動している人も多いと思いますが、中には表面上は楽しそうでも、つらく苦労しながら活動している人もいるかもしれませんね。
でも、楽しそうに活動していると、そのうちに本当に楽しい気分になってくることも人間の行動心理としてありうることです。
最初は楽しそうに振る舞っていただけなのに、続けていくうちに本当に楽しくなってくるということはあるのです。
まずは、笑顔で活動を始めてみるということも大切なことなのかもしれませんね。

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