手を休めて夕陽を楽しむのが最も必要なときとは、そんな時間がないときです。
by アーニー・J・ゼリンスキー
あなたは、夕陽を見て楽しむゆとりがありますか?
タイトルの言葉は、カナダの作家、コンサルタントとして活躍しているアーニー・J・ゼリンスキーの言葉です。
夕陽を楽しむことが最も必要なときとは、そんな時間がないときだと述べた深いメッセージですね。
社会人として、毎日忙しく働いている人も多いことと思いますが、あまりの忙しさにホッとする時間もないと思っている人も多いかもしれません。
毎日が仕事に追われ、趣味やのんびりと過ごす時間が全く取れない人、家と職場の往復だけで日々を過ごしている人も多いのが現状です。
そんな多忙な日々を過ごしている人こそ、ゆっくりと夕陽を楽しんだり、のんびりと過ごす時間が必要だと、カナダの作家でコンサルタントとしても活躍しているアーニー・J・ゼリンスキーは述べています。
「夕陽を楽しんだり、のんびり過ごすなんて、今の自分にできるはずはない」とか「そんな時間があるなら仕事をする」と言う人も多いと思いますが、そんな多忙な人こそ、のんびりと過ごす時間が必要なのです。
なぜなら、多忙な人は常に仕事のことしか考えておらず、心に余裕がなく、一種のパニック状態に陥っているからです。
つまり、冷静な心の状態ではないのです。
怒りの感情とまでは言いませんが、心身ともに張り詰めた状態、落ち着いていない状態と同じなのです。
こんな状況が続けば、心身ともに疲れ果ててしまい、病気や怪我につながってしまう危険性も高くなりますし、自分や家族を大切にする気持ちさえも希薄になってしまいます。
一つのことだけに集中することは人間誰しも経験するわけですが、それを長期間持続するのは、心身ともに良くないのです。
たとえ趣味や娯楽など、自分の好きなことをやる場合にも、それを長期間ずっと続けることはできないはずです。
時にはホッと息をついたり、他のことをやる時間も必要なことは言うまでもないわけです。
仕事だから仕方ないとか、多忙だから他のことをする余裕がないと考えるのではなく、多忙だからこそ、ホッとする時間をあえて作ることが大切なのです。
生きていく上で、常に意識しておきたいものですね。