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孤独と寂しさは違うし、独りで暮らしている人はその両方を親しく知るようになるのよ

孤独と寂しさは違うし、独りで暮らしている人は、その両方を親しく知るようになるのよ。
byメイ・サートン

あなたは、寂しいと感じていますか?

タイトルの言葉は、ベルギーの作家 メイ・サートンの言葉です。
孤独と寂しさとは違うと述べた深い名言ですね。

「孤独」「寂しい」
同じような意味でとらえている人が多いことと思いますが、違いますよね。
「孤独」とは、辞書で引くと「一人でいること、またはその状態」のことを言います。
「寂しい」とは、「心が満たされずに物悲しい」ことを言います。

つまり、孤独とは、「一人でいる」状態のことを指し、「寂しい」とは、「心が満たされない」気持ちのことを指しますので、全く意味が異なるわけです。

一人でいても寂しくない人もいれば、大勢でいても寂しいと感じることはあるわけで、孤独だからといって寂しいと決めつけてしまうのは早計です。

一人暮らしをしている人でも、毎日生き生きとして、地域の人とも活発に交流をしている人もいますし、大家族であっても部屋に引きこもって、地域とほとんど関わらないように生きている人もいるわけで、孤独と寂しさを安易に結びつけてしまうのは間違いです。

私たちに求められるのは、できれば「寂しい」というネガティブな感情にならないような生き方をすることなのかもしれませんね。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。

SDGsの目標の中には、「孤独」とか「寂しい」というキーワードは出てきませんが、貧困や飢餓、健康問題や人権侵害など、「寂しい」感情を導いてしまうかもしれない課題もたくさん含まれています。

こういった課題を引き起こしてしまう原因となるのは、一人暮らしとか孤独といったことではなく、誰も頼ることができない、心が満たされない状況を作り出してしまうことかもしれません。

国内にも、子育てに悩む母親や、介護に悩む家族が大勢いるわけですが、その解決を図るためには「寂しさ」を解消させてあげることが重要であり、社会全体で支えていくというコミュニティが大切なのです。

目標17には、「パートナーシップで目標を達成しよう」という目標があるわけですが、みんなで協力し、助け合うという気持ちが大切なのかもしれませんね。

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