この世界に、あなたが感じてはいけない感情などありません。
by 鈴木裕介
あなたは、ネガティブな感情を持ってしまった自分自身を責めてはいませんか?
タイトルの言葉は、心療内科医の鈴木裕介氏の言葉です。
この世界に、感じてはいけない感情などないのだと述べた深いメッセージですね。
私たちは人生の中で、良くない感情、ネガティブな気持ちになってしまうことがありますよね。
相手を見下すような態度をとってしまったり、嘲笑することがあります。
また、人に対して怒りや憎しみの感情を持ってしまうことは、日々の生活の中ではよくあることですし、自分に対しても、ダメな人間だと落ち込んでしまうときもあります。
場合によっては、相手の不幸を願ってしまったり、誰かを呪ったり、復讐してやろうと恨みを持ってしまうこともあるかもしれません。
そんなとき、ひどい感情、ネガティブな気持ちになった自分を恥じてしまったり、本当にダメな人間なのは自分なんだと、ひどく落ち込んでしまうことがあるかもしれません。
しかし、自分の感情は自分の心の中で自然に生じたものであり、自分のせいではないのです。
どんなにネガティブな感情、ひどい気持ちになったとしても、それは仕方のないことなのです。
だから人としての自然の感情なので、そんなに落ち込む必要はありません。
しかし、その感情をどう表現するのか、その後の言動をどうするかは留意した方が良いと思います。
自分の感情のままに、周りの人にぶちまけてしまえば、多少なりとも影響があることは覚悟しましょう。
じっと我慢して耐えることが良いのか、それとも信頼できる人にだけ話すのが良いのか、それとも大勢の前で訴えるのが良いのか、それは自分自身の判断で決めるしかありません。
感情は、自分の心の中だけのものなので、表には現れず、誰にも知られてはいないので、自身がどんな感情になったとしても、それは自然現象だと言えます。
しかし、どう表現するのか、しないのかは、自分の理性、判断によって自分自身が決められることなので、それは人間性、性格に影響されてしまうということになります。
世の中には言ってはいけないこと、言わない方が良いことがたくさんあります。
感情は自然現象なので仕方ありませんが、言動は自分自身の理性の問題なのです。
自分が尊敬、信頼されるためにも、良い人間関係を保つためにも、どんな言動をすべきか、よく考えながら、今後も生きていきたいものですね。