サッカーほど思いどおりにならないスポーツも少ないでしょう。
by 中田英寿
あなたは、自分の思いどおりにならないことに悩み苦しんではいませんか?
タイトルの言葉は、元プロサッカー選手の中田英寿氏の言葉です。
サッカーが思いどおりにならないスポーツであることを述べた上で、それこそがサッカーの面白さ、醍醐味だと述べた深いメッセージですね。
サッカーは、言うまでもなく11人対11人のチーム競技であり、試合がどんなふうに展開するのか、どんな結果になるのか、誰も予想できません。
これほど思いどおりにならないスポーツも少ないかもしれません。
合計22人の選手たちがフィールドでゴールを目指して戦うわけですが、22人も選手がいれば、一人一人がどんな動きをするのか予想できません。
また、そのときの選手一人一人の体調や、相手選手の動きに応じて、予想もできない展開になってしまうことも少なくないわけです。
そのため、どんな試合になるのか、全く予想ができず、予想したとしても、予想どおりになることは少ないはずです。
だからこそ、サッカーは面白いスポーツであり、世界中の人々を魅了しているとも言えます。
私たちは、自分の思いどおりにならないとき、悩み苦しんだり、悲しい気持ちになることが多いわけですが、サッカー選手たちは、試合中、何があっても悩み苦しんでいる余裕など全くありませんし、むしろそれを楽しんでいるようにも見えます。
思いどおりにならないからこそ、面白くて楽しいんだと思えれば、人生そのものも明るく前向きに生きていけるのではないでしょうか?
何が起きても、そのときそのときに瞬時に判断し、す早い行動をとることも、人生の醍醐味として面白いと思えることもあるはずです。
それに、思いどおりにならないからこそ、何をすればいいのかを考え、行動する判断力が鍛えられ、人として成長できるとも言えます。
人生においても、思いどおりにならないときに悩み苦しむのではなく、むしろそれを楽しめるくらいの心の余裕を持ちたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動は、目標達成というゴールに向かって行動をすると言う意味では、サッカーと似ている部分もありますよね。
目標達成のためには、仲間同士が考え、一致団結して行動しなければならないという点でもサッカーに通ずるものがあります。
また、思いどおりにならないこと、何が起きるかわからないという点でも、サッカーと同じとも言えます。
私たちは、SDGsの活動においても、たとえ自分たちの思いどおりにならないことがあったとしても、悩み苦しむことなく、それを楽しめるように心を切り替えて行動を続けていくことが大切なんですね。