世間一般の常識がおかしいと思っているなら、合わせなくてもいい。常識の逆をいったところに、チャンスがある。
by 家入一真
あなたは、一般常識でおかしいと思うことはありますか?
見出しの言葉は、実業家の家入一真氏の言葉です。
世間一般の常識に合わせる必要などなく、常識の逆をいくことでチャンスが生まれるのだと述べた深いメッセージですね。
現代社会に生きる私たちは、生活にとても便利な世の中になりました。
昔の生活と比べて、ますます便利な社会になっていった背景には、世間の常識を疑い、その逆をいこうと考えた人がいたからに他なりません。
一つ例を上げてみましょう。
スマートフォンが普及していなかった頃、電車のダイヤを調べる方法が何だったか覚えていますか?
かつては「時刻表」という分厚い冊子が主流でした。
日本全国を旅している人にとっては時刻表が必須だったのです。
もしも、電車のダイヤを知ろうと思ったら、時刻表を購入するか、駅へ行って調べるしか方法がなかったわけです。
現在では、スマートフォン一つですぐに調べることができるわけです。
しかも、乗車駅と降車駅を入力するだけで、最適なルートや最安の方法など、自分に合ったルートをすぐに表示することができ、とても便利です。
かつての世間の常識は、電車のダイヤを知りたいとき、時刻表で調べることが常識でした。
時刻表で調べることが楽しい人もいるかもしれませんが、この方法は複雑で面倒だと思っている人も多いでしょうし、時刻表そのものが結構大きくてかさばるものなので、持っていくのも大変です。
また、時刻表は全国各地を網羅しているので、無駄な情報もたくさんあるわけです。
でもかつては、時刻表で調べるのが主流だったのです。
そこで、「この常識はおかしい。改善したほうがいい」と気づいた人がいて、便利なアイテムとして開発されたのが、スマートフォンのアプリなのです。
時刻表が常識だと思い込んでいるのであれば、こんなアプリを開発しようとは誰も思わないはずです。
チャンスというのは、こうした常識からの脱却、常識の逆をいこうとする発想から生まれるのです。
「こうすべきだ」とか「これが普通だ」というのは、単なる思い込みであって、10年経ったら、そんなものは非常識になってしまうかもしれません。
常識なんてものは、あなたの思い込みであって、本当はもっと良い方法があるのかもしれません。
常識に固執するのではなく、柔軟に物事をとらえることも、これからの時代、重要になっていくのです。
