明日は何をなすべきか、これは今日のうちに考えておかなければならぬ唯一のものである。
by 石川啄木
あなたは、明日何をするべきかを、今日のうちに考えていますか?
タイトルの言葉は、歌人、詩人である石川啄木の言葉です。
明日何をするべきかは、今日のうちに考えておかなければならぬと述べた深い名言ですね。
私たちは人生の中で、計画を立てながら生きることもあれば、行き当たりばったりで、その場しのぎに生きることもあります。
場当たり的に生きることが、絶対に誤りだと断言することはできませんが、私たちの人生は短いのですから、できれば計画を立てて生きていく方が充実した生き方ができるはずです。
「今日は何をしようかなあ」と、当日の朝になって、その日に何をするのかを考えているとすれば、その考えている時間がもったいないと思いますし、良い考えが浮かぶとも思えません。
時間を無駄にしないためにも、できれば前日までに、明日、何をするかを決めておいた方が、有意義な時間を過ごせるはずです。
もちろん計画どおりに行かなくても構わないのです。
その日になって、予期しない出来事が起きることもありますし、当日になって気が変わることだってあるでしょう。
ただ、何も考えずに、「今日は何をしようかなあ」などと場当たり的に生きているとしたら、その人は目標も夢もなく、ただ何となくぼーっと生きている人と思われても仕方ないのです。
長期的な目標や夢がなくても、せめて明日何をするのかくらいは、今日のうちに決めておく癖をつけたほうが良いと思います。
なぜなら、明日とは言え、未来のことを考えるということは、自分のやりたいこと、やるべきことを考える時間を持つことで、有意義な時間を過ごすきっかけになるからです。
別に難しいことを考える必要はありません。
例えば、「明日は部屋の片付けをしよう」とか「あの本を読んでみよう」、「あの映画を見よう」など、、他愛のないことでいいのです。
せめて、明日の計画くらいは、今日のうちに立てるようにしてください。
それがあなたの人としての成長につながるのです。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、明日何をするべきかの癖をつけるようにした方が良いのです。
SDGsは2030年に向けての目標なので、皆さん、2030年を見据えながら活動をしているわけですが、遠い未来のことばかりではなく、明日、何をするべきかも考えていく必要があるのです。
なぜなら、明日への行動の連続が、遠い未来への目標達成につながるわけで、明日のことを考えることで、自分のやるべきこと、道筋を再確認しながら行動できるからです。
遠い未来のことのみならず、明日のことも考えるように生きていくことが、豊かで充実した生き方へとつながっていくことを、常に意識しながら今後も活動を続けていきましょう。