渇して井を穿つ(かっしていをうがつ)by劉向
あなたは常に万一に備えて準備を整えていますか?
タイトルの言葉は、古代中国の学者 劉向(りゅうきょう)が説いた教訓で、中国のことわざです。
この言葉は、「のどが渇いてから井戸を掘り始める」という意味、つまり、前もって準備もしないで、必要なときに必要にかられて準備を始めても到底間に合わないという意味です。
のどが渇いたから井戸を掘り始める人は、今の時代にはいませんが、前もって準備していないため、慌てふためいて失敗する人はおそらく多いことでしょう。
スポーツや芸術などをやっている人は特に感じていることと思いますが、大会に出場するためには、何年も前から準備を始めて、本番に備えているはずです。
また、受験や資格取得などの学習も何年も前から準備を始めて、本番を迎えるわけです。
準備を始めるのは、早ければ早いほど有利になることは言うまでもありません。
ギリギリになってから始めたのでは、もう手遅れであり、どうしようもありません。
時間とは、長いようで短いものです。
時間に余裕があるということは心にも余裕があるということです。心得ておきましょう。