一番小さなことでも満足できる人が一番裕福である。何故なら満足を感じることが自然が与えてくれる富だからだ。
by ソクラテス
あなたは、些細なことでも満足できますか?
見出しの言葉は、古代ギリシャの哲学者 ソクラテスの言葉です。
裕福な人とは、お金やモノをたくさん持っている人のことではなく、小さなことでも満足できる人のことだと述べた深いメッセージですね。
皆様は裕福な人というと、どんな人を思い浮かべますか?
大きな屋敷に住んで、大きな車に乗り、高価な宝石や美術品を持っている人の姿を思い浮かべる人が多いことと思います。
古代ギリシャの哲学者 ソクラテスは、小さなことに満足できる人こそ裕福なのだと述べています。
そして、その理由は、満足とは、自然が与えてくれる富だからと述べているわけです。
小さなことに満足できる人というのは、例えば、きれいな青空を見て満足したり、小さな花を見つけて感動したりできます。
つまり、自然の恵みに感謝し、満足することができる心豊かな人ということになります。
反対に、欲張りで不満ばかりを持っている人というのは、自分が持っているものに満足できず、もっと良いもの、高価なモノを欲しがります。
つまり、どんなにお金を持っていても、それに不満を持ち続け、「もっとお金が欲しい、モノが欲しい」と欲望に限りがないわけです。
小さなことに満足できるという心を持っている人は、些細なことにも感謝の心を忘れません。
「住む場所があってありがたい」とか「着るモノ、食べるモノがあってありがたい」と常に感謝の気持ちを持っている人は、それだけで幸福な気持ちになれるというわけです。
自分が生きていることをありがたいと思っているので、常に穏やかで豊かに生きていくことができるのです。
お金やモノをたくさん持っているから裕福なのではありません。
自分が今持っているモノに感謝する気持ちが、裕福かどうかのバロメーターと言えるのです。
あなたは、今生きていること、今の自分に感謝していますか?
あなたがもし、毎日不満ばかり持っているのでしたら、少し冷静になって自分を見つめ直してみてはいかがでしょうか?
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動と聞くと、大それた行動に取り組むのだと思っている人も多いわけですが、決してそんなことはありません。
電気や水の節約に取り組んだり、ゴミの分別をしたり、ちょっとした寄付をするだけでも十分にSDGsと言えるのです。
誰もが簡単に取り組める活動であり、早い人だと小学生から取り組んでいる人も数多くいます。
私たちは、自然の恵みに感謝し、些細なことにも感謝し、生きていることに感謝しながら、今後も暮らしていくことが大事です。
自分たちが恵まれていることに感謝しながら、恵まれない人に少しでも役に立てるような社会貢献ができれば、それこそがSDGsの意義と言えるのです。