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「助けて」と言える人、言える相手がいる人は、それだけで十分強いのである。

「助けて」と言える人、言える相手がいる人は、それだけで十分強いのである。
by川村則行

あなたは困ったときに「助けて」と言えますか?

タイトルの言葉は、精神科医の川村則行氏の名言です。
「助けて」と言える人は、決して弱い人ではなく、十分強い人なんだと述べた深い名言ですね。

私たちは、自分の身にたいへん危険なことが起きたときには、「助けて」と助けを呼ぶことができますが、少し困ったときや少しの困難な状況に遭ったときなどは、誰かの助けを呼ぶことまではせずに、自分で解決しようとする人が多いかもしれません。

「助けて」と誰かの助けを呼ぶという行為は、弱い人の行動のように思われますが、むしろ勇気ある強い人の行動なのかもしれません。
プライドの高い人や羞恥心の強い人は、誰かの助けを求めるのではなく、自分ひとりで解決しようと務めるのかもしれません。
しかし、誰かの助けを求めることは決して恥ずかしいことではありません。むしろ問題が大きくなる前に誰かの助けを借りて、速く解決した方が良い場合が多いはずです。
助けを求めることはプライドや羞恥心を捨てるという、ある意味では一つの強さの現われともいえます。
「困った時にはお互い様」という言葉は日本人なら誰もが知っている言葉です。
人間は誰もが一人では生きていけません。
人間同士が助け合って生きて行くのが人間社会の本質だともいえます。
変なプライドや羞恥心は捨てて、困った時には助け合う精神こそ、健全な人間社会とも言えそうです。
心構えとして覚えておきましょう。

SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
世界には、貧困や飢餓、人権侵害や健康被害、環境問題等で困っている人、助けを求めている人が大勢います。
中には、助けを求めたくても声を出せない人も大勢いるのかもしれません。
助けを求める声が私たちに届かなければ、私たちは彼らに手を差し伸べることができません。
彼らにも勇気を持って、助けを求めてほしいものです。

もしも、誰かから助けを求められることがあったなら、私たちも勇気を持って積極的に手を差し伸べていきたいものです。
そんな勇気ある行動は、いつかきっと自分の身に返ってきます。

人間同士の助け合う精神が、世界中へと広がり、SDGsの目標達成に貢献できることを願うばかりです。

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