言うべきときを知る者は、黙すべきときを知る。byアルキメデス

言うべきときを知る者は、黙すべきときを知る。
byアルキメデス

あなたは言うべきときに言い、黙っているべきときに黙っていますか？

タイトルの言葉は、古代ギリシャの数学者　アルキメデスの名言です。
社会を生きていくために、そしてより良い人間関係を築くために、最も必要なことをズバリ述べた深い名言ですね。

私たち人間は、全生物の中で唯一言葉でコミュニケーションを取れる生き物ですが、円滑な人間関係を築くため、また社会で生きていくために最も大切なことを、古代ギリシャの数学者アルキメデスは、「言うべきときに言い、黙すべきときは黙す」と述べています。

私たちがこの社会で生きていると、「今、この人にこれを言うべきだ」というタイミングがありますよね。
つまり、言うべきタイミングを心得ている人は、周りの人からも信頼、尊敬されるわけです。
言うべきタイミングを心得ているということは、「言うべきではない」つまり、黙っているタイミングも心得ているということになります。
なぜなら、「言葉」は、相手の心を動かし、大きな影響を与えるために発するわけであり、言うべきタイミングを心得ている人は、言ってはいけないタイミングも心得ているということにつながるからです。

反対に、言うべきときには何も言わず、余計なことをべらべらと喋る人は、周りの人からも信頼されず、嫌われてしまいます。
しかし、世の中にはこういう人がたくさんいるのも事実です。

言葉のコミュニケーションは、言うべきことを言うだけではなく、黙っているべきことは言わないことも大切な心得として覚えておきたいですね。

SDGsは、２０３０年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。

SDGsの活動をする際にも、「言うべき時に言い、黙するべき時には黙す」という心構えが大切になってきます。
個人ではなく、団体や組織で活動する際にはなおさらそんな心構えが大切になってくるでしょう。

リーダーとして、指導的立場にあるならば、皆を導いていく必要があり、具体的にどのような活動をやるべきかを、良い時期に伝えていくことが重要になります。

これはもちろん、SDGsの活動に限った話ではありませんが、私たちが生きていくためには、常に言うべき時に言い、黙っているべき時には黙っているという心構えが必要なのかもしれません。
そうしないと、人間関係も壊れてしまう危険性もありますし、組織としての力を大いに発揮することも難しくなります。
常に心得ておきたいですね。