長生きする者は多くを知る。旅をした者はそれ以上を知る。
byアラブのことわざ
あなたは、旅をしていますか?
タイトルの言葉は、アラブに伝わることわざです。
旅をすれば、いろんなことを知るという深い名言ですね。
日本のことわざにも「かわいい子には旅をさせよ」ということわざがありますが、アラブには、違った視点から旅の良さを表現していることわざがあるのは面白いですね。
自分の生まれ育った場所でずっと暮らしていくことも素晴らしいことですが、その場所を離れて旅をすることも素晴らしい経験となります。
国内はもとより、海外へ行くと、なおさらそれを感じます。
自分の故郷とは全く異なる文化や風土、景色や人々の習慣などを目にすると、「世界は広いなあ」と感じ、自分の感性や固定観念が変わることもよくある話です。
そして、旅をしていろんな世界を目にしたり体験したりすることで、自分の生まれ育った故郷の良さを改めて身に染みて感じることもよくあります。
旅をすることで、自分の世界や視野が広がることそのものが、学びであり、人としての成長にもつながります。
読書や机上での学習とは異なる学び体験を、私たちも大いに楽しみたいものです。
SDGsは、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い社会を創り出すための国連が定めた世界共通の行動目標です。
SDGsに関して情報収集すると、世界の現状や今まで知らなかった世界を垣間見ることができ、世界の広さを感じることができます。
私たちは日本で暮らしていると、水やトイレに困ることはなく、そのありがたさを感じることはほとんどありませんが、世界の3割の人は安全な水を利用できませんし、トイレにあたっては6割以上の人が安全なトイレを利用できないのが実態なのです。
また、小学校さえも通えない子供たちや、読み書きができない大人が大勢いることも世界の現状であり、これらの社会課題を解決して、持続可能な世界を創り出していく必要性が迫られているのです。
これらの課題については、旅をすることとは別の概念ではありますが、世界の実情を知ることで、私たちが何をすべきか、何ができるのかを考えるきっかけになると思います。
平穏で便利な社会で暮らすことが当たり前ではないことを改めて再認識し、私たちのできることを一つでも実践して、より良い社会を創り出せるように努めていきたいものです。