人は繰り返しによってつくられます。ですから、優秀さとは行為ではなく、習慣なのです。
by アリストテレス
あなたは、日々繰り返し実践していることがありますか?
タイトルの言葉は、古代ギリシャの哲学者 アリストテレスの言葉です。
優秀な人というのは、同じことの繰り返しができる習慣を持っている人のことであり、行為そのものではないのだと述べた深いメッセージですね。
あなたは優秀な人とはどんな人なのかと聞かれたら、どう答えますか?
例えば、学校で言えば、テストの点数が高い人やスポーツ万能の人を優秀な人と答えますし、社会人であれば、仕事ができる人を優秀な人と呼びます。
世の中には、数多くの優秀な人がいますが、私たちは、行為そのものを見て、優秀かどうかを判断してしまいがちです。
スポーツ大会で優勝した人とか、成績が高い人とか、仕事で成果を上げている人などと、行動そのものだけで判断してしまう傾向が強いと思います。
アリストテレスが述べているのは、優秀な人とは、行為そのものではなく、良い習慣を身につけている人、つまり繰り返し行動ができる人こそが優秀な人なのだと言うのです。
スポーツで優勝した人は、優勝したから優秀な人なのではなく、日々厳しい練習を繰り返し努力してきたからこそ優秀なのです。
学業の成績が高い人は、テストの点数が高いから優秀なのではなく、日々学び続けることを習慣化し、努力し続けてきたからこそ優秀なのです。
つまり、優秀な人に共通するのは、日々努力し続けるための習慣を持っているということになるのです。
何事も一つのことを繰り返し続けていけば、能力が上がり、技術力が増していくのは至極当然のことであり、優秀な人というのは、それが習慣化されている人のことを指すというわけです。
優秀な人というのは、人には見えないところで、相当の努力を繰り返しているのです。
成績や行為そのものだけを見るのではなく、陰で努力している姿に思いを馳せながら、私たちも見習うべきところは見習いたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動についても、同じことの繰り返しによって目標達成が果たせることがあります。
ゴミの分別や省エネルギー対策などは、毎日繰り返し行うことで、目標達成が果たせるわけで、一度だけやれば良いというわけではありません。
それを日々繰り返すことで、習慣化し、やがて目標達成へと導いていけるというわけです。
人は繰り返しによって作られるのです。
SDGsの活動も、繰り返しによって目標が果たせることを意識し、今後も活動を継続していきましょう。