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怒りて容を変えず喜びて節を失わず(怒っても顔色を変えず喜んでも節度を失わない)

怒りて容を変えず、喜びて節を失わず(怒っても顔色を変えず、喜んでも節度を失わない)
by 曹操孟徳

あなたは、怒っても顔色を変えていませんか?

見出しの言葉は、古代中国の後漢末期の武将 曹操孟徳の言葉です。三国志の登場人物としても知られている人物ですね。
人間として、怒りを感じても顔色を変えてはならず、喜びを感じても節度を失ってはならないと述べた深いメッセージですね。

私たちは人生の中で、いろんな出来事が起こりますが、自分にとって喜びを感じるようなこともあれば、怒りを感じるようなこともありますよね。
怒りや喜びという感情は、心の中で感じるものなので、仕方のないことではありますが、それを態度としてどのように表現するかは、よくよく考えたほうがよいのです。

怒りを感じたときに、それを口に出したり、態度に示したりすることがあるかもしれません。
人によっては、モノを壊したり、人に暴力を振るう人もいるかもしれません。
もしもそのような行動をしてしまえば、周りの人はどう思うでしょうか?
「あの人は短気ですぐ興奮する人だ」と思われ、決して尊敬や信頼されることはないはずです。

また、反対に、喜びを感じたときに、飛び上がって表現するなど、全身で喜びを態度で表す人がいます。
自慢気になって、周りに喜びをぶちまけるような人もいるかもしれません。
しかし、そのような態度も、周りの人から見れば、あまり良い印象は持たれないかもしれません。

人間として、怒りや喜びを感じたとき、いずれにしても冷静な気持ちだけは忘れないようにしましょう。
それを大きく表現することが、必ずしも良い態度とは言えないのです。
むしろ、周りの人々から冷たい目で見られてしまうかもしれません。
怒りを感じても顔色を変えず、喜びを感じても節度を持った態度を心がけるようにしましょう。
それがあなたの人格形成に大きく影響してくることでしょう。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。

SDGsの活動の際にも、怒りや喜びの感情を表に出すことは控えたほうが良いと思います。
目標に向かって行動していても、失敗したりうまく行かないことがあると思いますが、いちいち怒っていたのでは身が持ちません。
反対に、目標達成を果たせたとしても、それを喜びすぎるのも考えものです。

活動中に、どのようなことが起ころうとも、常に冷静で節度を持った行動ができるように、努めていかなければならないのです。

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