さあ、さっと思い立ったときに決心しなくては。決心がにぶらないうちに、すばやく実行しなくては。
by 「ムーミン」よりフィリフヨンカのセリフ
あなたは、思い立ったらすぐに行動していますか?
見出しの言葉は、フィンランドの作家 トーベ・ヤンソンの名作「ムーミン」の中のキャラクター フィリフヨンカのセリフの一節です。
思い立ったときにすぐに決心し、行動しなければならないと述べた深いメッセージですね。
私たちは、人生の中で、「あれをやってみたい」と思い立つことがありますよね。
大きな夢や目標でなくても、小さなことでも構いません。
長年会っていなかった人に会いにいきたいとか、お詫びに行きたい、あの本を読んでみたいなど、ささやかなことでも思い立つことがあるはずです。
そんなふうに、何か思い立ったときには、すぐに行動してください。
「来週になったら」とか「暇になったら」などと、先延ばしすれば、きっとその決心は鈍ってしまったり、忘れてしまったりして、結局はやらないことになりかねません。
人間の心というのは、いい加減なもので、その瞬間には「やりたい」という気持ちが強かったとしても、時が過ぎていけば、その気持ちはどんどん弱くなっていくものなのです。
今日よりも明日、明日よりも明後日と、時が経てば経つほど決心は鈍っていくのは自明の理なのです。
ましてや、1週間、十日もたてば、そんな決心をしたことすら忘れてしまうこともあります。
日本のことわざにも、「思い立ったが吉日」という言葉があります。
思い立ったということは、あなたが関心、興味があることであることは間違いありません。
決心が鈍らないうちに、忘れてしまわないうちに、すぐに実行する癖をつけるようにしてください。
あなたの人生が豊かで充実したものになっていきますよ。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動を始めようと決心したり、新たな目標を持ちたいと思い立ったときには、すぐに実行するようにしてください。
「暇になったら始めよう」とか「来月になったら」などと、先延ばしは絶対に良くありません。
先延ばしするということは、将来やるという決心ではなく、今はやりたくないという決心であり、結局はやらないという決心だということです。
思い立ったら、すぐに実行する。
これが、人間として豊かに生きていくために必要な心構えだということを忘れずに、今後も生きていきたいものですね。