偉人、著名人

前ばかり見とっても何も見えてない。人生、大事なことは横っちょに転がっているもの

真っすぐ前ばかり見とっても何も見えてこんで。人生、大事なことは横っちょの方に転がっているもんや。
by 榊莫山

あなたは、まっすぐ前ばかり見てはいませんか?

見出しの言葉は、書家の榊莫山先生の言葉です。
人生は、前ばかりまっすぐ見ていてもダメであり、柔軟に対処しなければならないことを述べた深いメッセージですね。

私たちが夢や目標に向かって努力しているとき、ゴールに向かってまっしぐらに突き進もうとすることがありますよね。
それが最も近道であり、必要な行動だと信じ込んでいるからです。

しかし、まっしぐらにそのことだけを考え、集中して行動しようとすればするほど、疲れ切ってしまったり、周りの状況が見えてこなかったりすることがあります。
したがって、まっすぐに突き進むことが最善策とは限らないのです。

車の運転にしても、前だけを見ていればよいわけではなく、時には横や後ろを見る必要があるわけで、それは人生においても同じなのです。
ゴールに向かって進みつつも、横を向いたり、後ろを振り返る余裕がなければ、人間の集中力には限界があり、長続きできないかもしれません。

一つのことばかりに集中するということは、あまり良くないことなのです。
例えば、仕事熱心なことは良いことですが、毎日仕事のことばかりに集中して、趣味や家庭のことには全く興味のない人が幸福な人だとは思えません。
人間は、いろんなことに興味を示し、色んな経験をするからこそ、人生の醍醐味を味わえ、幸福感を感じることができるのです。

集中するときには熱心に情熱を傾け、休むときには思いっきり休み、遊ぶときには思いっきり遊ぶ。
そんな時間の過ごし方ができれば最高に幸せですね。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。

SDGsの目標達成に向けて活動することは良いのですが、そのことばかりに心を奪われ、集中しすぎるのも決して賢明な行動とは言えません。
目標達成も大切なことですが、あなた自身が幸福な人生を生きることのほうがもっと重要です。

SDGsの目標達成のことばかり考えるのではなく、時には寄り道をしたり、趣味を楽しんだりして、あなた自身の人生を楽しむように心がけてください。
熱心なことはとても良い心構えですが、あまりにも熱心すぎるのも考えものです。

ときには横を向いたり、後ろを振り返ったり、立ち止まったりして、人生そのものを面白おかしく過ごせるように心がけて生きていきたいものですね。

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