手放すことを学ばなければなりません。ストレスを解放するのです。もともとそれを掌握していたわけではないのですから。
by スティーブ・マラボリ
あなたは何かを手放すことを恐れてはいませんか?
見出しの言葉は、アメリカの作家 スティーブ・マラボリの言葉です。
人は大切な何かを手放すことも必要だと述べた深いメッセージですね。
私たちは人生の中で、大切な何かを手に入れたり、反対に失ったりすることがあります。
何かを手に入れることは喜びであり、何かを失うことは悲しみであると思い込んでいる人が多いことと思いますが、決してそんなことはありません。
私たちの人生、何かを得ることもあれば失うこともあり、それを繰り返すのが人生とも言えるのです。
例えば、お金は人生にとって大切なものであることは間違いありません。
しかし、お金を失いたくないと、いつまでも手放さないでいれば、何も得ることはできませんよね。
また、親にとって子供は大切な存在です。
子供を失いたくないと、いつまでも親のそばから離さないようにすれば良いかというと、決してそうではありません。
子供はいつか、親元から離れて旅立っていかなければならないのです。
自分にとって大切なものだからといって、いつまでも手放さないでいることは、ときに自分を苦しめ、人生を狂わせてしまうこともあります。
例に挙げたお金は、もともと自分が掌握していたものではなく、どこかから自分の元に入ってきただけでありますし、子供は親の所有物ではありませんよね
お金にはお金の役割がありますし、子供は一人の人間として親とは別の人生を歩まなければならないわけで、いつまでも手放さないでいるわけにはいかないのです。
もちろん、お金や子供だけではなく、世の中には手放さなければならないものがたくさんあることを学びましょう。
もしかしたら、永遠に自分のものとして所有できるものなど、一つもないのかもしれません。
他にも、自分の知識や技術、夢や目標などもいつか手放さなければならない時が来ることでしょう。
それを手放すことで、ストレスから解放され、豊かな気持ちになれることもあるのです。
何かを得れば、何かを失うのだという意識で生きていれば、心を乱されることなく、穏やかに生きていけるはずです。
常に意識しながら今後も生きていきましょう。