ことわざ

病は口より入り禍は口より出ず

病は口より入り禍は口より出ず(やまいはくちよりいり、わざわいはくちよりいず)

このことわざの意味は、病気は口に入れる飲食物が原因で生じ、災難は口から出る言葉によって引き起こされるということです。
つまり、口は入れるものも出すものも注意が必要であるということです。

口は災いの門ということわざと似ていますが、それに加えて口に入れるものも気をつけなさいという戒めも含まれています。

口に入れるもの

口に入れるもの、つまり食事が私たちの身体の基本です。私たちの身体は食べ物でできています。
日々の生活の中でこんな当たり前のことを、私たちはつい忘れがちになってしまいますが、間違った食事をすると、私たちには病気というサインで現れ、苦しめるのです。

口から出るもの

口から出るもの、つまり言葉は私たちの思考そのものです。
誰かに言った言葉は、相手にもちろん届きます。しかし誰よりも自分の心にも強く響きます。何と言っても自分の口から出た言葉ですから。

特に罵詈雑言は、相手を傷つけるだけではなく自分の心も傷つけます。なぜなら、自分の口から出る言葉は、自分の思考そのものなので、実は自分に向けて発している言葉なのです。
つまり、相手を罵っているのではなく、自分自身を罵っていることと同じなのです。

よくよく考えてみてください。自分に自信のある一流の成功者は、他人を罵ったりしません。
自信があるから他人を罵る必要がないのです。
言葉には魂があり、力があるのです。人生に大きな影響があることを意識してください。

まとめ

  • 身体は食べ物でできているという事を忘れず、きちんとした食事に気をつけましょう。
  • 口から出る言葉は、思考そのものです。相手を傷つけるだけではなく自分自身をも傷つけることを忘れないこと。

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