褒め言葉よりも苦言に感謝。
by松岡修造
あなたは、誰かの苦言を素直に受け入れることができますか?
タイトルの言葉は、スポーツ解説者で元プロテニス選手の松岡修造氏の名言です。
自分に対し、苦言を呈してくれる人への気持ちを述べた深い名言ですね。
私たちの周りには、いろんな人がいて、自分に対する態度がそれぞれ異なることがあります。
例えば、目標を達成したときとか、自分の成績が良かったときなど、ほとんどの人は自分のことを褒めてくれます。
「あなたはすごいね」とか「がんばってよかったね」などと褒めてもらえると、とても嬉しい気持ちになるものです。
しかし、中には「あの部分は良くなかった」とか「こうした方が良かった」などと苦言を呈する人がいるかもしれません。
もしもこんなことを言われて、嬉しい気持ちになる人はいません。
みんながせっかく褒めてくれて良い気分になっているのに、水を差されたような気持ちになり、がっかりするかもしれませんね。
苦言を呈する人も、相手が嫌な気分になることをわかっていながら言うのですから、嫌な役回りをあえて演じているとも言えます。
しかし、よくよく考えてみると、褒め言葉を言う人よりも、苦言を言ってくれる人の方がありがたいのかもしれません。
褒め言葉を言ってくれる人は、心から言ってくれる人もいるかもしれませんが、相手の機嫌を取るため、みんなが褒めるから仕方なく心にもないことを愛想よく言っているだけかもしれません。
苦言を呈する人は、あなたの将来性や、もっと成長してほしいと願って言ってくれているのかもしれません。
あなたのことを真剣に思って、あえて言いにくいことを愛情を持って言ってくれているかもしれないのです。
ということは、苦言を呈する人を忌み嫌うのではなく、耳を傾けてみるという姿勢が大切だとも言えます。
褒められれば調子に乗って、もうそれ以上は努力をしなくなるかもしれません。
苦言を呈されれば、もっと努力しようという気持ちになるかもしれません。
苦言を呈する人にも感謝する気持ちを持てれば、あなたはもっともっと成長できることでしょう。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの目標設定や行動実践の際に、周りの人から苦言を呈されることがあるかもしれません。
単なる誹謗中傷であれば、無視すればよいのですが、耳の痛い提言であれば、その言葉に耳を傾けることが大切です。
自分たちだけで目標設定や行動をしていると、どうしても自分に甘く、自分本意なものになりがちです。
もしも苦言を呈してくれる人があれば、素直に耳を傾ける姿勢も大切になってきます。
いろんな人の意見も聞いて、目標設定や行動していくことが大切だということも忘れずに、今後も活動を続けてください。