人間には、他のあらゆる害悪がそこから出てくる二つの主な害悪がある。すなわち短気と怠惰だ。
byフランツ・カフカ
あなたは、怒りをぶつけたり、怠けたりしていませんか?
見出しの言葉は、チェコ出身の作家 フランツ・カフカの名言です。
世の中に存在するあらゆる害悪は、短気と怠惰にあると述べた深い名言ですね。
社会には、決してやってはいけないこと、すなわち害悪というものがあります。
殺人や暴力、窃盗、詐欺などの犯罪を犯すことはもちろんのこと、日常生活においても、人を陥れようとする行為や誹謗中傷など、ありとあらゆる害悪があります。
こうしたあらゆる害悪の根本原因について、カフカは、短気と怠惰にあると述べています。
短気とは、すぐに腹を立てて、怒りを爆発させたり、投げやりになることです。
怠惰とは、サボったり、楽をしようとする、いわゆる怠け心です。
殺人や暴力、誹謗中傷などは、短気が原因であることは明らかです。
窃盗や詐欺などは、楽に金品を得ようとする行為、つまり怠惰が原因と言えます。
短気や怠惰でない状況であれば、世の中から害悪はほとんど無くなるのかもしれません。
つまり、常に冷静で勤勉な人には、害悪は存在しないのです。
SDGsは、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い社会を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの17の目標は、全てが人間の害悪によって、もたらされたものと言っても過言ではありません。
貧困や飢餓、健康や人権侵害、環境問題など、すべての課題は、人間の害悪、つまり、短気と怠惰が根本原因とも言えるのです。
自分ひとりくらいなら大丈夫と思う気持ちも、怠惰と言えるのかもしれません。
この世に完璧な人間など存在しないので、人間の心から全ての害悪を消し去ることは不可能ですが、短気な心や怠惰な心が少しでも減少すれば、世の中は少しずつでも良くなっていきます。
SDGsなどの目標を掲げて行動することは、冷静な気持ちを持続させ、勤勉に生きようとする行動につながります。
未来の地球や人類のため、ひいては自分自身の成長のためにも、短気や怠け心を起こさず、常に冷静に真面目に生きていきたいものです。