賢い人間には、周りの愚か者と共に時間を過ごすため、無理やり酔っぱらわなくてはならない時がある。
byアーネスト・ヘミングウェイ
あなたは、賢い人間ですか? 愚か者に視点を合わせることがありますか?
タイトルの言葉は、「武器よさらば」の小説で有名なアメリカの小説家 アーネスト・ヘミングウェイの名言です。
賢い人間は、時には愚か者に合わさなければならないときがあるという深い名言ですね。
世の中には、賢い人間とそうではない人間がいることは紛れもない事実です。
賢い人間は、賢い生き方のできる人間のことであり、どんなときにも冷静な精神状態で正しい判断のできる人のことを言います。
不平不満を口にすることもなく、ましてや他人の悪口を言うこともありません。
そのため、多くの人々から信頼され、尊敬されることにより、人々の上に立つリーダー的な存在になれる人とも言えます。
このように賢い人は、常に賢い生き方や言動を繰り返していければ良いのですが、残念ながら世の中には賢くない人も多数存在します。
時には、賢くない人の感覚に合わせて対処しなければならないときがあるのです。
大人が子供の目線に合わせて話をするような感じです。
そうしないと、愚かな人間は賢い人間の言うことが理解できず、誰もついてこれないと言うことになりかねないのです。
ヘミングウェイは、酒を飲んで酔っ払った状況になって、賢い人は愚かな人と感覚を合わせることが可能とも述べています。
子供を躾けるように、愚かな人間の目線に合わせなければならない。
賢者と愚者の関係って面白いですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い社会を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの活動は、賢者と愚者の関係ではなく、強者と弱者の関係でもありません。
立場の異なる者同士が、WinーWinの関係になれるように、共に発展し、共存していこうとする目標なのです。
貧困や飢餓などで困っている人を助けようとするのがSDGsだと勘違いしている人が多いようですが、本来の目的は、そんな強者と弱者の関係ではないのです。
どうすれば人間らしい豊かな暮らしができるようになるかを、みんなで考えて解決していこうとするのがSDGsの概念であり、本質なのです。
未来の地球と人類のため、私たちに何ができるのか、何をすべきかのか真剣に考えてみましょう。