偉人、著名人

しがみつくことで強くなれると言う。しかし、時には手放すことで強くなれるのだ。

しがみつくことで強くなれると考える者もいる。しかし、時には手放すことで強くなれるのだ。
byヘルマン・ヘッセ

あなたは、固定観念にしがみついてはいませんか?

タイトルの言葉は、小説「車輪の下」や「春の嵐」で知られるドイツの作家 ヘルマン・ヘッセの名言です。
しがみつくことばかりが強さではなく、ときには手放すことも強さだと述べた深い名言ですね。

人間には、精神的にも肉体的にも強い人と、そうではない人がいます。
人間としての強さとはいったい何でしょうか?

例えば、スポーツ選手や芸術家であれば、その道一筋に一生懸命に練習を積み重ね、つらい試練にも耐え抜いて精進していく姿を思い浮かべます。
つまり、一つの道を貫き通す、しがみつく強さです。
しかし、ヘルマン・ヘッセは、しがみつくばかりが強さではないと断言しています。
ときには、手放すことで強くなれることもあると述べているのです。

例えば、一度はその目標に向かって努力を始めたけれど、やっているうちに、「自分には向いていないな」とか、「自分が本当にやりたいのとは違う」と感じることもあるはずです。
そんな場合に、無理矢理しがみついてそれを続けるよりも、あっさりとそれを手放し、違う道を目指す方がその人の人生にとって良い場合もあるはずです。
人間には向き不向きはあるものですし、本当にその道を極められる人なんてごく一部です。

一つのゴールにこだわって、精神的にも肉体的にも疲れ切ってしまうのでは何にもなりません。
つらく苦しい状況が続くようであれば、それはあなたには向いていないのかもしれません。
本当に向いている人は、喜びを感じながら楽しそうに取り組んでいるはずです。

目標を諦めたり、やめてしまうことは、罪悪感や挫折感を味わうかもしれませんが、自分に向いていないことを延々と続けるより、違う道を選択した方が良い場合もあるのです。
手放す勇気も強さであることを覚えておきましょう。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い社会を創り出すための国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsは、目標を設定し、行動を実践していくわけですが、最初の目標に固執するあまり、達成をあきらめたり途中でやめてしまう人がいます。
目標については、最初に決めたものに固執する必要は全くなく、場合によっては変えることもまったく問題ありません。
つまり、最初に決めた目標にしがみつく必要なんてないのです。

もちろん、努力も行動もしないで諦めてしまうのは論外ですが、行動実践しているうちに、「これは違うな」と思ったら、それを改善し、目標を再設定することはむしろ必要な措置なのです。
大切なのは、未来の地球や人類のための行動実践を継続していくと言う姿勢なのです。

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