やるべきことが決まったならば、執念をもってとことんまで押しつめよ。問題は能力の限界ではなく、執念の欠如である。
by土光敏夫
あなたは、やるべきことを最後までやり抜いていますか?
見出しの言葉は、石川島播磨重工業や東芝の社長を務めた実業家 土光敏夫氏の名言です。
やるべきことを最後までやり抜けるかどうかは、能力の差ではなく執念の差だと述べた深い名言ですね。
私たちは、人生の中で困難なことに立ち向かうことが何度かあります。
仕事や私生活の中で困難な壁にぶつかり、自分で解決できるか不安になり、頭を抱えてしまうことがあるわけです。
そして、そんな困難を乗り越えて目的を達成できる人もいれば、途中で諦めてしまい、挫折してしまう人もいます。
その違いはどこにあるのでしょうか?
このような困難な壁を乗り越えられるかどうかは、決してその人の能力の差ではないと土光敏夫氏は述べています。
能力の差ではないとすればいったい何なのか。
それは、執念の差だと述べています。
人はそれぞれ、得意なこと苦手なことがあり、能力の違いというのはもちろんあるわけですが、例えば何か一つの仕事をこなすのに、能力の差なんてほとんどないのです。
例えば、未経験の仕事を始める際に、複数の人間にそれをやらせた場合に、最初のうちはその能力やスピードにほとんど差は出ません。
しかし、年月が経つにつれて、だんだんと差がついてきます。
その理由はなぜかおわかりですね。
最初は仕事の能力にほとんど差がなかったにも関わらず、年月を経るごとに差が出てしまうのは、その仕事に対する熱意の違いです。
熱意を持って取り組んでいけば、能力が上がるのは当然のことであり、熱意がなく途中でやめてしまえば、能力が衰えてしまうのは当たり前なのです。
これは仕事だけではなく、スポーツや趣味にも言えることですね。
情熱を持って続けていけば、どんどん能力が上がっていくのは当然です。
つまり、やるべきことが決まったら、執念を持って続けていくことが重要なのです。
決して能力の差ではなく、本人のやる気にかかっていることを心得ておきましょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの目標達成を果たせるかどうかも、能力の違いではなく、本人のやる気、モチベーションの高さだといえます。
将来の地球や人類のことを考え、真剣に取り組めるかどうかが問われているのです。
自分には能力がないなどと嘆く前に、自分に何ができるのか、何をすべきなのか真剣に考え、情熱を持って取り組めるかどうか見極めてみましょう。