私は学んだ。勇気とは恐怖心の欠落ではなく、それに打ち勝つところにあるのだと。勇者とは恐れを知らない人間ではなく、恐れを克服する人間のことなのだ。
byネルソン・マンデラ
あなたは勇気がありますか?
見出しの言葉は、南アフリカ共和国の政治家 ネルソン・マンデラ氏の名言です。
彼は、アパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃に尽力し、ノーベル平和賞を受賞した偉大な人物です。
国家反逆罪で終身刑の判決を受け、27年間もの投獄生活を余儀なくされた彼は、その後、南アフリカ共和国で初の普通選挙を経て、大統領に就任した人物として知られています。
勇気とは、恐怖心を克服した人間だと述べた深い名言ですね。
世の中には、勇気がある人間、勇者と呼ばれるような人がいますよね。
普通の人なら、怖くてできないことを平気でやってのける人を、私たちは勇気ある人、勇者と呼びます。
勇者と呼ばれるような人は、本当に恐怖心がないのでしょうか?
いいえ、決してそんなことはありません。
勇者も私たちと同じ人間なので、「怖い」という気持ちは持っているはずです。
それでは、私たちと何が違うのか?
それは、恐怖心に打ち勝つ気持ちがあった、つまり恐怖を克服できた人ということです。
わかりやすく言えば、他の人と比べて、「やってみよう」という気持ちが、少し強かったということだと言えます。
人間には、自分の身を守るための防衛本能が備わっており、「恐怖心」がない人なんていません。
もしも「恐怖心」というものがなければ、無鉄砲な行動をして、命の危険を招くことにつながってしまいます。
「勇気」と「無鉄砲」は全く意味が違うのです。
皆様も、ほんの少しだけ、恐怖心を克服し、勇気を出して一歩踏み出してみませんか?
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動を始める際にも、少しの勇気が必要になるかもしれません。
SDGsは決して他人事ではなく、私たち一人ひとりが取り組まなければならない行動なのですが、積極的に活動している人は、決して多くはありません。
つまり、少数派ということです。
少数派ということは、それを始める際には、周りの人たちから、いろんな声が聞こえてくるはずです。
SDGsは、世界的な課題解決のための活動なので、真っ向から反対する人はほとんどいないと思いますが、「あなた一人が頑張っても仕方ない」とか「そんなことをしても無意味だ」といった批判めいた言葉を聞くことがあるかもしれません。筆者自身もそうでした。
何かを始めようとするとき、批判をしたり反対する人が必ずいるので、その一歩を踏み出すには、きっと勇気が必要になるのです。
さああなたも、ほんの少しの勇気を出して、未来の地球、人類のためにSDGsの活動を始めてみませんか?