人間は幸せを前にすると急に臆病になる。幸せを勝ち取ることは、不幸に耐えることより勇気がいる。
by 嶽本野ばら 著「下妻物語」より
あなたは勇気を持って、幸せを勝ち取ることができますか?
見出しの言葉は、嶽本野ばら氏の小説「下妻物語」の主人公 龍ヶ崎桃子のセリフの一節です。
「幸せを勝ち取ることは勇気が要る」と述べた胸に刺さる深い名言ですね。
人間はなぜ生きているのか?
それは、幸せになるためですよね。
この世の中で、不幸になりたいと願っている人はいませんし、人は皆、幸せを追求しながら生きているはずです。
それなのに、「幸せを勝ち取ることは勇気が要る」とはどういうことでしょうか。
例えば、素敵な人と婚約できたとしたら、こんなに幸せなことはありませんよね。
しかし、不安が全くないかと問われれば、決してそんなことはないはずです。
きっと心の中で、「自分はこの人にふさわしい人間なのだろうか」とか「平穏に生活できるのだろうか」とか「相手を幸せにできるだろうか」などと不安要素が湯水のごとく出てくるかもしれません。
また、「幸せになるのが怖い」と思う人も少なくありません。
あまりにも大きな幸せを手に入れると、後々、大きな不幸が訪れるのではないかという根拠のない不安を覚えてしまう人も多いようです。
それならば、今のままでも良いとか、不幸に耐えるほうがマシだと考える人もいるかもしれません。
つまり、幸せをつかむことも勇気が必要なのです。
しかし、その考えは完全に間違っています。あなたは勇気を持って幸せをつかむべきです。
なぜなら、幸せとか不幸というのは、その人自身が感じる思いや心情であって、幸せの数が多いとか少ないとかそういう次元の話ではないのです。
それに、明るく前向きな性格の人と、暗くてマイナス思考の人とでは幸せの感じ方も全く異なります。
だから、幸せをつかむのに、誰に遠慮なんかする必要はありませんし、自分の思いどおりにつかめば良いのです。
スポーツ大会で、金メダルを取れるのを遠慮して、わざと力を抜く人なんていませんよね。
幸せをつかむのも同じなのです。勇気を持って幸せをつかんでください。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をすることや、目標を発表することは、少し勇気が必要かもしれません。
なぜなら、SDGsの活動を積極的に実践している人や団体は、まだまだ少数派だからです。
SDGsの目標設定や行動実践は、社会貢献の一貫であり、とても尊い行動です。
勇気を持って始めてみましょう。